分岐とブックマークでリトライしよう

停止時間の設定が難しい

ボタンをクリックすると別の画面が表示され、その画面内の操作を行うという手順があったとします。

ロボットにこの手順を設定する場合、クリックした後にロボットを一時停止する必要があります。このとき停止する最適な時間を設定できているでしょうか。

処理のたびに時間を変更している

以下の理由で一時停止に設定した時間が経過しても、次の画面が表示されません。当然ロボットの処理でエラーが発生します。停止時間を変更してロボットを再実行するということを、処理のたびに行っていないでしょうか。

  • パソコンの処理速度が重い
  • ネットワークが遅い

最適な設定方法とは?

条件分岐とブックマークアクションを使えば、停止時間をチューニングする必要はありません。以下の画面を例にとって説明します。経費申請をクリックすると、別の画面が開きます。開くまでロボットの処理を停止させないといけません。

分岐 ブックマーク リトライ アプリ

一時停止だけを使う方法だと以下のようなアクションフローが出来上がります。経費申請をクリックしたら60秒待ってから経費申請画面へ接続しています。もし60秒たっても経費申請画面が表示されていなければ、経費申請画面へ接続するアクション(アプリに接続アクション)でエラーが発生します。

分岐 ブックマーク リトライ アプリ

条件分岐とブックマークを使用しリトライする

条件分岐とブックマークを使えば、一時停止する時間を調整する必要はありません。経費申請をクリックして経費申請画面へ接続しようとします。

経費申請画面が表示されていれば、次の値入力アクションが実行されます。表示されていなければエラーとなり、条件分岐の下側のフローの一時停止が実行されます。60秒待機した後、ブックマークへジャンプでブックマークへ進み、再び経費申請画面へ接続しようとします。

分岐 ブックマーク リトライ アプリ

分岐とブックマークでリトライすることによるメリット

リトライには以下のメリットがあります。うまくリトライを使ってください。

  • 停止時間をチューニングする必要がなくなる
  • ロボットにエラーが発生する原因がなくなる
  • 無駄な停止時間がなくなり、ロボットの処理時間が短くなる

メール送信アクションでエラーが起きた時の対処方法

メール送信アクションを実行したときにエラーメッセージが出たときの原因と修正方法をまとめました。

ここに記載のないエラーが発生した、またはここに書いてある修正方法で解決しない場合はサポート担当までご連絡をください。

1.宛先、件名、本文が空白になっているエラー

1-1.エラーの原因

基本設定へ設定した内容が間違っていることが原因で発生したエラーです。

  • 宛先が空白になっている
  • 件名が空白になっている
  • 本文が空白になっている

1-2.修正方法

以下の3点を確認しましょう。

  • 宛先が空白になっていないか。変数参照の場合はアクションを実行したときに変数の中身が空白になっていないか。
  • 件名が空白になっていないか。変数参照の場合はアクションを実行したときに変数の中身が空白になっていないか。
  • 本文が空白になっていないか。変数参照の場合はアクションを実行したときに変数の中身が空白になっていないか。

2.添付ファイルがないエラー

2-1.エラーの原因

添付ファイルへ設定した内容により発生したエラーです。

  • 設定したファイルパスが間違っている
  • アクションを実行したときに設定したファイルが存在していない

2-2.修正方法

以下の2点を確認しましょう。

  • 添付ファイルへ設定したファイルパスが正しいか
  • アクションを実行するときにファイルが存在しているか

3.Smtpサーバが間違っているエラー

3-1.エラーの原因

メール送信アクションのSmtp情報タブへ設定した内容が原因で発生したエラーです。

  • Smtpサーバ名が間違っている
  • Smtpサーバ名が空白になっている
  • ポート番号が間違っている

3-2.修正方法

Smtpサーバが正しいこと、または空白になっていないこと、ポート番号が正しいことを確認しましょう

以下の3点を確認しましょう。

  • Smtpサーバが正しいか
  • Smtpサーバが空白になっていないか。変数参照の場合はアクションを実行したときに変数の中身が空白になっていないか。
  • ポート番号が正しいか

4.ポート番号が間違っているエラー

4-1.エラーの原因

メール送信アクションのSmtp情報タブのポート番号が空白になっていることが原因です

4-2.修正方法

ポート番号が空白になっていないかを確認します。変数参照している場合は、アクションを実行したときに変数の中身が空白になっていないかを確認しましょう。


5.ユーザー名が空白のエラー

5-1.エラーの原因

メール送信アクションのSmtp情報タブのユーザー名が空白になっていることが原因です

5-2.修正方法

ユーザーが空白になっていないかを確認します。変数参照している場合は、アクションを実行したときに変数の中身が空白になっていないかを確認しましょう。


6.ユーザー名が間違っている、またはパスワードが空白か間違っているエラー

6-1.エラーの原因

メール送信アクションのSmtp情報タブへ設定した内容が原因で発生したエラーです。

  • ユーザー名が間違っている
  • パスワードが間違っている
  • パスワードが空白

6-2.修正方法

以下の3点を確認しましょう。

  • ユーザー名が正しいか
  • パスワードが正しいか
  • パスワードが空白になっていないか。アクションを実行したときに変数の中身が空白になっていないか。

変数とは?ロボットが使う変数について解説します

エクセルのデータをシステムに入力する作業をロボットに設定するなど、ほとんどのロボットでは変数を使用します。変数を理解し、変数をうまく使うことでロボット作成が上達します。

変数とは?

よく変数とは箱やポケットのようなものだ、と説明されることが多いです。ポケットと考えるとわかりやすいとおもうので、以下ポケットを例に説明をします。

データを保存できる(ポケットへ鍵をいれる)

ポケットへ鍵をいれるように、変数にもデータを入れる、保存することができます。

たとえばエクセルのセルA1から取得したデータを変数へ保存することができます。

変数 ロボット 解説
変数へ保存

データを取り出す(ポケットから鍵を取り出す)

ドアを開けるときにポケットから鍵を取り出すように、変数も変数に入っているデータを必要な時に取り出すことができます。

鍵を取り出すときに右側のポケットとポケットを指定します。同じように変数からデータを取り出すときも、変数の名前を指定します。

変数 ロボット 解説
変数から取り出す

新しく作成できる(ポケットを増やす)

ポケットの数が足りなくなったら、ポケットを増やします。

それと同じように変数も足りなくなったら新しく作成して増やすことができます。

作成した変数には名前を付けましょう。変数にデータを保存するときは、名前を指定して保存します。このデータをXXXという名前の変数に保存する、というイメージです。

変数 ロボット 解説
変数を作成する

複数持てる

変数はいくつでも作成することができます。作成できる変数の数に上限はありません。

変数の上手な使い方

関数の結果を変数へ保存する

JobAutoには様々な関数が用意されています。たとえば、月末の日付を取得する関数を実行します。この実行結果をたとえば変数「月末日」へ保存することができます。

中身を加工してほかの変数へ保存する

たとえば変数「日付」に、「20231204」というデータが保存されていたとします。このデータへ、「.xlsx」という文字をくっつけて「20231204.xlsx」というデータにします。加工後のデータを変数「ファイル名」へ保存することができます。

中身を加工して変数へ上書き保存する

たとえば変数「カウンター」に、「0」というデータが保存されていたとします。このデータへ、「1」を加算します。加算した後のデータを変数「カウンター」へ上書き保存することができます。

リリースノート – 0.10.10 (2023-11-27)

◆機能追加

>ロボデザイン

・ロボットに行ってもらう作業内容を入力すると、アクションフローへアクションをプロットしてくれるロボット作成支援機能を追加。こちらをご覧ください

・マニュアルサイトに掲載した不具合に関する情報のページへのお知らせを出すよう追加。

新バージョンの通知の個所に表示されます

・ロボットに設定した変数から、使われていない変数を一括削除できる機能を追加。こちらの1-7をご覧ください

・スケジュール実行のときにアプリ操作の実行速度を調整できる機能を追加。こちらの5-4をご覧下さい

・コントロールパネルの全実行と一時停止の下に「Ctrl+Shift+F7でも停止します」という文言を追加

>ブラウザ操作

・ブラウザで表示中のタブ以外のタブを閉じる機能を追加。こちらをご覧ください

・スプレッドの値入力アクションを再度使用できるよう修正。こちらをご覧ください

・要素の繰り返し処理アクションに、繰り返し処理を行う回数を取得する機能を追加。こちらの2-3をご覧ください

>エクセル操作

・シート上に設定されている関数の計算結果を更新するアクションを追加。こちらをご覧ください

・データ更新アクションへ選択中のテーブルだけを更新するオプションを追加。こちらの1-3をご覧ください

・列の繰り返しアクションに開始列を追加。こちらの1-7をご覧ください

・すべてのシート名を取得して変数へ格納するアクションを追加。こちらをご覧ください

・シート内の重複データを削除するアクションを追加。こちらをご覧ください

>アプリ操作

・マッチング方式が画像や文字の場合のマウス操作アクション。高度な設定に”クリック位置のイメージをログに残す”という選択肢を追加。
【画像】マウス操作はこちらの2-2をご覧ください
画像が出るまで待つはこちらの2-2をご覧ください
指定の文字に対してマウス操作はこちらの2-2をご覧ください
この範囲内の指定の文字に対してマウス操作はこちらの2-2をご覧ください

・画像マッチング方式の各アクション。既存の「見た目で判定」と別に「特徴で判定」する方式を追加。
【画像】マウス操作はこちらの1-3をご覧ください
画像が出るまで待つはこちらの1-2をご覧ください
画像が消えるまで待つはこちらの1-2をご覧ください

・表として操作するアクション。アクションを実行したときにロボットが認識した表の行数を取得する機能を追加。こちらをご覧ください

>ファイル操作・フォルダ操作

・ファイル情報の取得アクション。ショートカットファイルから実際のフォルダやファイルのパスを取得する機能を追加。こちらの1-2のファイルのパスをご覧ください

>変数操作

・値の加工アクションの正規表現置換。置換文字へ$allと設定するとマッチした文字全てを取得する機能を追加。こちらの置換文字をご覧ください

>その他

・メール送信アクションへOutlookを使って送信をする機能を追加。こちらの3-2をご覧ください

・受信メールを保存するアクションを追加。こちらをご覧ください

・メールを下書きして保存するアクションを追加。こちらをご覧ください

>ROBOWEB

・トップページに夜間に行ったスケジュール実行のステータスの内訳の件数を表示。こちらの1の夜間バッチの状況をご覧ください

・ロボット一覧へ最後にロボットを実行した日時を追加。こちらの最終実行日時をご覧ください

・マニュアルサイトに掲載した不具合に関する情報のページへのお知らせを出すよう追加。こちらの1をご覧ください

・ROBOWEBからのメール送信機能へOutlookを使って送信をする方法を追加。こちらのSMTP設定をご覧ください


機能修正

>ロボデザイン

・ChromeDriverの自動ダウンロード間隔を短くするように修正。こちらをご覧ください

・アクションフローのアクションのタイトルが長い場合、省略表記にするよう修正。

・ロボット、共通部品アップロード時のタイムアウトを設定可能に修正。こちらの5-1をご覧ください

・ロボデザインでロボットを開いたときに引数ありの際「このロボットは引数が設定されています」というメッセージを表示するよう修正。

ロボット名の下に表示されます

>ブラウザ操作

・値の入力アクション。入力後の待ち時間を設定できるよう修正。こちらの2-11をご覧ください

・マウス操作アクション。イベントのタイムアウトを設定できるよう修正。こちらの2-12をご覧ください

>エクセル操作

・ロボットを閉じた際、一緒にエクセルを閉じないよう修正。(0.10.9まではロボットで操作していたエクセルは、ロボットを閉じると自動的に閉じるようになっていました)

・行の繰り返し、列の繰り返しアクション。変数の対比表を作成する際、もともと対比表があった場合は、対比表のデータを消してから作成するか、残したまま作成するかを選択できるよう修正。
行の繰り返しはこちらの列名を変数に登録するをご覧ください
列の繰り返しはこちらの行名を変数に登録するをご覧ください

・ExcelでCSVを開いた場合、エクセルの各アクションでシート名がデフォルトでインデックスに切り替わるよう修正。(0.10.9まではデフォルトでシート名はシート名が選択されていました)

・エクセルの書式設定の画面を開いた状態で右クリックしてメニューを表示しようとするとエラーを表示するよう修正。こちらの13-1をご覧ください

・エクセルの保存アクション。保存に失敗した場合、10秒間隔で2回リトライするよう修正。こちらのアクションの説明、概要をご覧ください

・ペーストアクションに失敗した場合、1秒間隔で2回リトライするよう修正。こちらのアクションの説明、概要をご覧ください

>アプリ操作

・アプリ操作で接続対象をデスクトップにしたときに、ロボデザインやアプリデザインがアプリデザイン内に表示されないよう修正。こちらのアクションの説明、概要をご覧ください

・アプリ操作のアクションを作成時にアプリデザイン、コントロールパネルが操作対象のアプリと重なってしまう場合、一時的に非表示にするよう修正(アプリデザインの実行ボタンを押すと操作対象のアプリが前面に表示されます)。

・アプリデザインの要素マッチングの各アクション。画面から見切れている場合でも要素の画像を確認できるよう修正

右側の画像では見切れている個所が、左側の対象の要素の画像で確認できる

・アプリ操作の画像マッチングのアクション。見た目で判定を設定している場合、ロボデザインのログに期待値と実際のマッチ率を出すよう修正。

画像一致率のチューニングに利用できる

・アプリ操作の画像マッチングのアクション。画像の一致率ラベルの右端に現在のパーセンテージを出すよう修正。
【画像】マウス操作はこちらの1-5をご覧ください
画像が出るまで待つはこちらの1-3をご覧ください
画像が消えるまで待つはこちらの1-3をご覧ください

>ファイル操作

・CSV読み込み&行処理アクション。もともと対比表があった場合は、対比表のデータを消してから作成するか、残したまま作成するかを選択できるよう修正。こちらの列名を変数へ登録するをご覧ください

>変数操作

・変数の値を加工アクションで使用できるシステム値のフォーマット関係。曜日を選択できるように修正。こちらのフォーマット関係をご覧ください

・変数の値を加工アクションの文字操作内の正規表現置換。改行込みで検索できるように修正。こちらの1-2をご覧ください

・変数の値を評価アクションで変数の値として参照可能だったシステム値を除外。

>データベース操作

・SELECTアクション。変数の対比表を作成する際、もともと対比表があった場合は、対比表のデータを消してから作成するか、残したまま作成するかを選択できるよう修正。こちらの列名を変数へ登録するをご覧ください

>その他

・メール送信アクション。設定した添付ファイルがない場合に、エラーにする、しないという設定ができるように修正。こちらの3-3をご覧ください

>ROBOWEB

ログ一覧や、システムログ一覧のページ内の表示数を50、100、200に変更。

表示件数が変更になった

・更新間隔を更新しない以外にしている場合、自動更新時にログインしてから一定の時間が経過している場合に、ログイン画面に戻るように修正

・ロボットや共通部品の詳細画面。接続先のDBが変数参照になっている場合は変数に格納された値を表示するよう修正。
ロボットはこちらの使用しているデータベースをご覧ください
共通部品はこちらの使用しているデータベースをご覧ください

・ログに出力される画面ショットのファイルの保存期間をROBOWEBのシステム設定のログの保存期間の設定内容と同一にするよう修正。こちらのログ保存期間をご覧ください

・ROBOWEB、ロボクライアントのポート番号を変更できるように修正。
ROBOWEBはこちらの2をご覧ください
ロボクライアントはこちらの5をご覧ください

・PCの編集でホスト名を変更できるように修正。こちらのホスト名をご覧ください

>ロボロック

・ロボロックの起動時にデフォルトで自端末のポート番号を表示するよう修正。こちらのロボロックの使い方1のバージョン0.10.10からをご覧ください


バグフィックス

>ロボデザイン

・ロボデザインの操作の途中でアクションフローの画面更新がされなくなることがまれに発生していた不具合を修正。

・ロボットの設計書出力。初期値が「=」で始まっている変数があった場合、エラーが発生して出力できなくなる不具合を修正

>ブラウザ操作

・フリーハンドアクション。テンプレートの選択せずメニューの反映を実行するとロボデザインが落ちる不具合を修正

・ブラウザが起動していない状態で、別タブに移動アクションを新規作成した場合、アクションの編集画面が開かなくなる不具合を修正

・フリーハンドアクション。$[変数名]が値に変換されずそのまま表示される不具合を修正

・要素の繰り返し処理アクション繰り返し処理の上限を1000以上に対応できるよう修正

>エクセル操作

・セルに値入力アクション。シートを変更しても反映されない不具合を修正

・セルに値入力アクション。シート名に変数を適用しても効かないケースがある不具合を修正

・各アクションで処理対象のシート名を変数参照したときに、名前を選択するチェックボックスが表示のままになっている不具合を修正

>アプリ操作

・アプリデザインの上にある赤いメッセージが更新されなくなる不具合を修正

・アプリに接続アクションを行ったときや、アプリデザインの画面を読み込みを押したときに、要素を全件取得できていなかった不具合を修正

・すべてのアプリ終了アクション。終了までの待ち時間に設定した秒数通りに動かない不具合を修正。

>その他

・ファイル情報の取得アクションをファイルパスを変数参照にして作成。ロボデザインを再起動して同アクションの編集画面を開くとファイルパスが変数参照ではなく直接入力になっている不具合を修正

>ROBOWEB

・スケジュール実行予定表で無効なPCがあった場合に、スケジュールと実行PCがずれる不具合を修正

・システム管理者 > システム設定 >デイリーバックアップの設定。 バックアップ時間を指定するテキストボックスの下のメッセージが誤っていたため修正

・PC編集時、「そのホスト名は既に登録済みです」というエラーが出て保存できない不具合を修正

・スケジュール編集画面でロボットが100以上ある場合、ロボットのプルダウン選択に一部のロボットが表示されない不具合を修正

・robo_cronのログにsqlite3.OperationalError: database is lockedというエラーが出る不具合を修正

【ロボデザイン】ロボット作成支援ツール

★ツールの概要

ロボットに実現したい処理内容を伝えます。ロボットはその内容に沿って、適切なアクションフローをロボデザイン上に展開してくれます。


★使い方


★こんな人におすすめ

ロボット作成支援ツールは以下のような方にお勧めです。
・JobAutoの個々のアクションの使い方は大体覚えた
・実現したいことをロボットに設定するにはどのアクションを使ったらいいかわからない

ロボット作成に慣れてしまった人だと、AIに聞いている時間がもったいない、ロボットが配置したアクションを修正するのが面倒くさい、と感じるかもしれません。


★注意点

設定や修正が必要

ロボットが展開したアクションは何も設定がされていない状態です。適宜必要な設定を行います。またアクション順番やアクションが実行される場所も適切ではないことがあります。ブランチを作ったりしてアクションを適切な位置へ移動させましょう。

機密情報を打ち込んでも大丈夫?

OpenAI社のAPIを使って、AIにロボット作成を支援してもらうツールです。ツールから打ち込んだ文章はすべてOpenAI社に送られます。

そのため、業務上の機密情報は打ち込まないようにしてください


★操作画面について

テキストボックス

ロボット化したいことを書き込みます。

送信

テキストボックスへ入力した内容をAIに質問します

会話をクリア

ロボットと会話した内容をすべてクリアします

アクション追加

ロボットからもらった回答をアクションフローへ追加します

閉じる

ツールを閉じます

アプリ操作でうまくいかないときは(文字マッチング)1

◆マッチング方式を文字にしたときに安定して動かすには

アプリ操作で文字マッチングを使うとき(使わざるを得ないとき)があります。そのときに安定的にロボットを運用するための設定のコツについて説明します。


1.指定する文字は単語にする

ロボットに操作をさせたい文字を指定します。このときになるべく単語で指定するようにしましょう。

いくつかの単語を組み合わせた文字列の場合、ロボットが文字を探すときに毎回文字を同じ場所で区切って読むとは限りません。

たとえば操作する文字を「中継地点」とした場合、ロボットは「中継」/「地点」と読んだり、「中継地」/「点」と読んだりするので、「中継地点」という文字は見つからないとなります。


2.文字を探す個所を指定する

ロボットに探す文字を指定しました。なんどかテストを行ったところ、たまに文字が見つからないというエラーが発生します。毎回発生するわけではありません。

このような場合は、文字を探す場所を指定する方法だと安定してロボットが動くことがあります。

デフォルトの設定では指定した文字をアプリ全体から探します。指定する方法は、文字を探す範囲をドラッグして指定、右クリックしてこの範囲内の指定の文字に対してマウス操作とします

アプリ上に表示されているボタンのラベルなどの構成によっては、アプリ全体をロボットが読み込んだときに、人間が思いもよらないところで文字を区切っていることがあります。そんなときは、この方法で文字を探す設定をします

【その他】受信メールの保存

★アクションの説明、概要

Outlookで受信したメールの本文やまた添付ファイルを、フォルダへ出力する方法について説明しています。

本アクションではあらかじめOutlookへ設定が必要です。こちらを参照してください。

アクションの設定画面を開くときに、OUTLOOKのデータを読み込んでいます。そのため開くまでに時間がかかることがあります。


★アクションの作成方法


★アクションの設定画面について

アクション設定画面の設定項目についての説明は以下の通りです。

件名に含む文字や差出人、対象トレイで保存するメールを設定し、保存したいフォルダを保存先フォルダへ設定します。

1.基本設定

1-1.件名に含む文字

保存したいメールの件名を設定します。件名の一部でも保存対象にできます。変数参照可能です

1-2.差出人

メールの差出人のメールアドレスを設定します。メールアドレスが一部でも欠けていたら保存対象にはなりません。変数参照可能です

1-3.対象トレイ

保存するメールがあるトレイを設定します。変数参照可能です

1-4.保存先フォルダ

出力するメールの本文や添付ファイルを保存するフォルダを設定します。変数参照可能です。またシステム値を使用可能です。システム値の説明はこちら。


2.高度な設定

2-1.保存先について

・差分のみ取得

まだ保存されていないメールのみを保存します。すでに保存済のメールは対象外です

2-2.Outlookについて

・事前に送受信する

アクションを実行する直前に送受信を実行します。受信トレイに入っていないメールも受信してから保存処理を行うことができます

・事前にOutlookを終了する

アクションを実行する前にすでにOutlookが起動していた場合、Outlookを終了します。すでに起動していた場合、アクションが動かないことがあるのを防ぐためです

・受信期間

メールは過去にさかのぼってメールを保存します。さかのぼる期間を設定します。

>昨日以降

アクションを実行した日から1日前のメールから処理します

>1週間前以降

アクションを実行した日から1週間前のメールから処理します

>期間指定無し

過去に受信したメール全てを処理します

2-3.アクション有効

このアクションを無効にする場合は、チェックを外します。


3.エラー発生時の対応

3-1. エラー時の処理

エラーが発生したときの設定を行います。詳細はこちらをご確認ください。

3-2.基点となる条件分岐

エラー時の処理で条件分岐の次のフローに移動を選択したときに、設定することができます。アクションでエラーが発生した場合、移動先の条件分岐を選択します。

3-3. エラー時にログ出力

エラーが発生したときにログに出力するか設定します。スケジュール実行したときのログへ出力されます。エラーとして扱わない場合は、チェックを外します。詳細はこちらをご確認ください。

【その他】メールを下書き保存する

★アクションの説明、概要

メールを送信する方法について説明しています。

メールの宛先(TOやCCなど)が複数の場合、メールアドレスを「,」(カンマ)で区切って入力して下さい。


★アクションの作成方法


★アクションの設定画面について

アクション設定画面の設定項目についての説明は以下の通りです。

1.基本設定

1-1.差出人

送信元のメールアドレスを設定します。変数参照可能です。smtp情報タブのlogin_idにGmailが設定されている場合、受信したメールにはlogin_idが表示されます。

1-2.宛先

送信先のメールアドレスを設定します。変数参照可能です。

1-3.CC

CCのメールアドレスを設定します。変数参照可能です。

1-4.BCC

BCCのメールアドレスを設定します。変数参照可能です。

1-5.Reply-To

Reply-Toのメールアドレスを設定します。変数参照可能です。

1-6.件名

メール件名を設定します。変数参照可能です。またシステム値を使用可能です。システム値の説明はこちら。

1-7.本文

メール本文を設定します。変数参照可能です。またシステム値を使用可能です。システム値の説明はこちら。

・拡大編集

メール本文を別の画面に表示させて編集します。

1-8.添付1

添付ファイルがある場合、添付ファイルのファイルパスを設定します。変数参照可能です。

1-9.添付2

添付ファイルがある場合、添付ファイルのファイルパスを設定します。変数参照可能です。

1-10.添付3

添付ファイルがある場合、添付ファイルのファイルパスを設定します。変数参照可能です。

1-11.添付4(0.10.9から)

添付ファイルがある場合、添付ファイルのファイルパスを設定します。変数参照可能です。

1-12.添付5(0.10.9から)

添付ファイルがある場合、添付ファイルのファイルパスを設定します。変数参照可能です。

添付できるファイルには上限があります

添付ファイルは3つまでです。それ以上送りたい場合は、以下の手順で作成したファイルを添付してください。(バージョン0.10.9から5つまでになりました)

あ)ファイルを1つのフォルダにすべていれる

い)ファイル圧縮と回答アクションでフォルダを圧縮。圧縮ファイルを作成する


2.送信サーバ(SMTP)情報

本アクションを作成した場合、こちらのタブは操作できないようになっています。

2-1.送信(SMTP)サーバ名

送信するメールアドレスのメールサーバを設定します。変数参照可能です(0.10.8から)。

2-2.ポート番号

送信するメールアドレスのメールサーバのポートを設定します。変数参照可能です(0.10.8から)。

2-3.接続の保護

SSLの設定を行います。

・SSLを使用しない

使用しない場合はこちらを選択します。

・SSLを使用する

使用する場合はこちらを選択します。

2-4.ユーザー名

送信するメールアドレスのメールサーバへのログインIDを設定します。変数参照可能です(0.10.8から)。

2-5.パスワード

送信するメールアドレスのメールサーバへのログインパスワードを設定します。変数参照可能です


3.高度な設定

3-1.タイトルをiso-2022-jpをエンコードする

メールの件名を iso-2022-jpをエンコード する場合はチェックを入れます。

3-2.メール送信方式(0.10.9から追加)

メールを送信する方法を選択します。デフォルトはスクリプトからメール送信するになっています。エラーで送信できない場合は、オリジナル方式で送信するで送ってください。

・スクリプトからメール送信する

Windowsの機能を使ってメールを送ります。PCの設定によっては実行が許可されていない場合があります。

・オリジナル方式でメール送信する

JobAutoの独自の機能を使って送信します。

・Outlookを使用してメール送信する ※0.10.10から

Outlookの機能を使用してメールを送信します。送信するためにはOutlookへ設定が必要です。こちらを参照してください。

・Outlookにメールを下書き保存する ※0.10.10から

Outlookの機能を使用してOutlookへメールの下書きを保存します。下書きを保存するためにはOutlookへ設定が必要です。こちらを参照してください

3-3.設定した添付ファイルがない場合 ※0.10.10から

・エラーにしない

メール送信時に添付ファイルに設定されたパスに実際にファイルがない場合でも、エラーになりません。

・エラーにする

メール送信時に添付ファイルに設定されたパスに実際にファイルがない場合、エラーになります。

3-4.アクション有効

このアクションを無効にする場合は、チェックを外します。


4.エラー発生時の対応

4-1. エラー時の処理

エラーが発生したときの設定を行います。詳細はこちらをご確認ください。

4-2.基点となる条件分岐

エラー時の処理で条件分岐の次のフローに移動を選択したときに、設定することができます。アクションでエラーが発生した場合、移動先の条件分岐を選択します。

4-3. エラー時にログ出力

エラーが発生したときにログに出力するか設定します。スケジュール実行したときのログへ出力されます。エラーとして扱わない場合は、チェックを外します。詳細はこちらをご確認ください。

【ブラウザ操作】現在のタブ以外を閉じる

★アクションの説明、概要

ブラウザで表示中のタブ以外を閉じる方法について説明しています。


★アクションの作成方法


★アクションの設定画面について

アクション設定画面の設定項目についての説明は以下の通りです。

1.基本設定

1-1.現在のタブかタブ以外か

>現在のタブを閉じる

複数開いているタブのうち、現在表示されているタブを閉じます

>現在のタブ以外を閉じる

複数開いているタブのうち、現在表示されているタブ以外を閉じます。本アクションではこちらが選択状態になっています。

1-2.画面を閉じた後、最初の画面に制御を戻す

このアクションの実行後、一番最初に開いたタブを表示する場合はチェックを入れます。本アクションではこちらはチェックが外れた状態になっています。

2.高度な設定

2-1.アクション有効

このアクションを無効にする場合は、チェックを外します。


3.エラー発生時の対応

3-1. エラー時の処理

エラーが発生したときの設定を行います。詳細はこちらをご確認ください。

3-2.基点となる条件分岐

エラー時の処理で条件分岐の次のフローに移動を選択したときに、設定することができます。アクションでエラーが発生した場合、移動先の条件分岐を選択します。

3-3. エラー時にログ出力

エラーが発生したときにログに出力するか設定します。スケジュール実行したときのログへ出力されます。エラーとして扱わない場合は、チェックを外します。詳細はこちらをご確認ください。