ヘッダーがないExcelのデータを繰り返し操作する方法について説明をしています。
バージョン0.9.19から処理対象のシートをインデックスで指定できるようになりました。
エクセルのシートが右からSheet1、Sheet2、Sheet3とあった場合、それに対応するインデックスは0、1、2となります。
たとえばSheet2をインデックスで指定する場合は、インデックスを1とします。
シート名が処理のたびに変わってしまう場合に、インデックスによる指定を行うと便利です。
アクション設定画面の設定項目についての説明は以下の通りです
1.基本設定
1-1.ブック
名前、インデックス、変数参照から選択して設定を行います。
>名前
操作対象のブック(エクセルファイル)をプルダウンで選択します
>インデックス
操作対象のブック(エクセルファイル)はロボデザインで開いたまたは作成した順番にインデックスが定義されています。プルダウンで選択します。
>変数参照
操作対象のブック名(エクセルファイル名)が格納されている変数を設定します
1-2.シート名
名前、インデックス、変数参照から選択して設定を行います。
>名前
操作対象のシートをプルダウンで選択します
>インデックス
操作対象のシートは作成された順番にインデックスが定義されています。プルダウンで選択します。
>変数参照
操作対象のシート名が格納されている変数を設定します
1-3.データ範囲設定
繰り返し処理を行う範囲を固定する場合は、現在の範囲を選択します。
処理のたびに繰り返し処理を行う範囲が変わる可能性がある場合は、範囲を拡張するを選択します。
繰り返しの対象範囲をALL列まで指定することができます。
1-4.対象となるセル
繰り返し処理を行う範囲を設定します。変数参照可能です。
エクセルの機能「名前の定義」で作成した名前でも設定ができます(0.10.9から)
1-5.1行目をヘッダーとしてスキップ
繰り返し処理を行う範囲の1行目をヘッダー(列名)として、処理対象から外す場合はチェックを入れます
1-6.列名と変数の対比表
繰り返し処理では対象となるセルから取得したデータを列ごとに変数へ格納します。どの列をどの変数へ格納するかをここで定義します
>+
定義を追加します
––カラム名
列を設定します
––変数
格納先の変数を設定します
>-
定義を削除します
>ヘッダーを変数に登録する
1行目をヘッダーとしてスキップとした場合、ヘッダーを変数名として登録します
––グループ名
ヘッダーを新しい変数グループ内に作成します。新しく作成する変数グループ名を設定します
––変数の識別子
変数を固有に識別するための頭文字を設定します
2.高度な設定
2-1.範囲の名前
ループの名前を設定します。ここで設定した名前は、セルに値入力などのMainタブのシート名の名前で選択することができます
2-2.取得する値
セルの保持している値は2019/8/29だが、表示されている値は2019年8月
2019/8/29を取得する場合、エクセルが保持している値を選択します。
2019年8月を取得する場合、セルが表示している値を選択します
2-3.セルへのフォーカス
アクションを実行したときに処理対象のセルを選択状態にする場合は、フォーカスするを選びます。選択状態にしない場合は、フォーカスしないを選びます。
2-4.非表示セルの扱い ※バージョン0.10.3から追加
フィルタなどで非表示になっているセルをループの対象にする場合は、処理対象に含めるを選びます。ループの対象にしない場合は、処理対象に含めないを選びます
2-5.アクション有効
このアクションを無効にする場合は、チェックを外します
3.エラー発生時の対応
3-1. エラー時の処理
エラーが発生したときの設定を行います。詳細はこちらをご確認ください。
3-2.基点となる条件分岐
エラー時の処理で条件分岐の次のフローに移動を選択したときに、設定することができます。アクションでエラーが発生した場合、移動先の条件分岐を選択します。
3-3. エラー時にログ出力
エラーが発生したときにログに出力するか設定します。スケジュール実行したときのログへ出力されます。エラーとして扱わない場合は、チェックを外します。詳細はこちらをご確認ください。