★アクションの説明、概要
エクセルの指定した行の中を繰り返し処理する方法について説明しています。
★アクションの作成方法
★アクションの設定画面について
アクション設定画面の設定項目についての説明は以下の通りです。
1.基本設定
1-1.ブック
ロボットが開いているエクセルのうち、どのエクセルを操作対象にするか選択します。名前とインデックスから選択します。
・名前
エクセル名で指定します。変数参照可能です。
・インデックス
インデックスで指定します。ロボットがエクセルを開いた順番でインデックスが定義されます。
1-2.シート名
ロボットが操作するシートを選択します。名前とインデックスから選択します。
※01.10.10からエクセルを開くアクションでCSVファイルを開いた場合は、デフォルトでインデックスが選択されています。
・名前
シート名で指定します。変数参照可能です。
・インデックス
インデックスで指定します。シートが作成された順番でインデックスが定義されています。
1-3.データ範囲設定
ロボットが繰り返し処理を行う対象となるセルを固定にするか、データ量に応じて変わるのか設定します。
・現在の範囲
繰り返し処理を行う範囲が対象となるセルの範囲に固定されます。
・範囲を拡張する
繰り返し処理を行う範囲が処理の都度変わる可能性がある場合は、範囲を拡張するを選択します。
繰り返しの対象範囲をALL列まで指定することができます。
1-4.対象となるセル
繰り返し処理を行う範囲を設定します。変数参照可能です。
エクセルの機能「名前の定義」で作成した名前でも設定ができます(0.10.9から)
1-5.1列目を行名とする
繰り返し処理を行う範囲の1列目を行名(ヘッダー)として、処理対象から外す場合はチェックを入れます。作成済の同アクションを編集で開き、チェックを入れる、またはチェックを外す場合は、行名と変数の対比表の再作成が必要です。
1-6.行名と変数の対比表
繰り返し処理では対象となるセルから取得したデータを行ごとに変数へ格納します。どの行をどの変数へ格納するかをここで定義します。
・+
定義を追加します。
ー行名と変数の対比表作成
・行
行を設定します。
・変数名
格納先の変数を設定します。
・ー
定義を削除します。
・行名を変数に登録する
1列目を行名とするへチェックを入れた場合、行名を変数名として登録します。
※0.10.10から対比表を再作成しますか?というダイアログが表示されません。
・開始列
繰り返し処理をスタートさせる列を指定します。繰り返しの範囲の中で3列目から開始したい場合は「3」を設定します。
ー行名を変数に登録する
・グループ名
行名を新しい変数グループ内に作成します。新しく作成する変数グループ名を設定します。
・変数の識別子
変数を固有に識別するための文字を設定します。
2.高度な設定
2-1.範囲の名前
繰り返しの名前を設定します。ここで設定した名前は、セルに値入力などの基本設定のシート名の名前で選択することができます。
2-2.取得する値
セルに入っている値を取得するか、セルに表示されている値を取得するかを設定します。たとえば、セルの保持している値は2019/8/29だが、表示されている値は2019年8月の場合、以下のようになります。
・セルが保持している値
セルに入っている値を取得します。 2019/8/29が取得されます。
・セルが表示している値
セルが表示している値を取得します。2019年8月が取得されます。
2-3.セルへのフォーカス
アクションを実行したときに処理対象のセルを選択状態にするか、しないかを設定します。
・フォーカスする
選択状態にします。
・フォーカスしない
選択状態にしません。
2-4.非表示セルの扱い
フィルタなどで非表示になっているセルをループの対象にするか、しないかを設定します。
・処理対象に含める
非表示セルも処理対象になります。
・処理対象に含めない
非表示セルは処理対象になりません。
2-5.アクション有効
このアクションを無効にする場合は、チェックを外します。
3.エラー発生時の対応
3-1. エラー時の処理
エラーが発生したときの設定を行います。詳細はこちらをご確認ください。
3-2.基点となる条件分岐
エラー時の処理で条件分岐の次のフローに移動を選択したときに、設定することができます。アクションでエラーが発生した場合、移動先の条件分岐を選択します。
3-3. エラー時にログ出力
エラーが発生したときにログに出力するか設定します。スケジュール実行したときのログへ出力されます。エラーとして扱わない場合は、チェックを外します。詳細はこちらをご確認ください。