★質問・概要
Q.JobAutoのロボデザインで、最初のロボットが起動したブラウザを、次のロボットでもそのまま使いたいです。しかし、ロボットを切り替えるとブラウザが閉じてしまいます。閉じずに処理を続ける方法はありますか?
★回答
JobAutoの「ブラウザを起動」アクションで起動したブラウザは、そのロボットの処理が終了すると自動的に閉じる仕様として案内されています。そのため、ロボデザインで別の独立したロボットへ切り替えても、前のロボットが起動したブラウザをそのまま使い続けることは、通常の実行方法では想定されていません。
同じブラウザで「ログイン」から「データ取得」まで続けたい場合は、ブラウザの起動と後続の操作を1つのロボット内にまとめ、ロボットの処理を終了させずに連続実行する構成を検討してください。
1.なぜロボットを切り替えるとブラウザが閉じるのか
JobAutoからブラウザを起動すると、ロボットがそのブラウザを操作するための処理を管理します。ロボットの処理が終了すると、ロボットが起動したブラウザも終了する仕様です。
例えば、ロボットAでChromeを起動し、ログイン処理を終えた後にロボットAを終了させて、ロボットBを開くとします。この場合、ロボットAが起動したブラウザは終了するため、ロボットBから同じウィンドウを引き継いで操作する構成にはなりません。
ロボットから起動したWindowsアプリケーションについても、ロボットの終了時に自動的に閉じることがあると公式に案内されています。ただし、アプリケーションの起動方式によって動作が異なる場合があるため、実際の使用方法で確認してください。
2.同じブラウザで連続して操作する構成例
ブラウザを起動した後に別の作業を行いたいときは、次のように1つのロボットのアクションフローへ処理をまとめます。
- ロボット本体に「ブラウザを起動」アクションを作成します。
- 「ページを開く」アクションで対象のWebサイトを表示します。
- メールアドレスやパスワードの入力など、ログイン処理を行います。
- ロボットを終了させず、同じアクションフローの後続で検索、データ取得、登録などの処理を実行します。
- 必要な操作がすべて完了した後に、ブラウザとロボットの処理を終了します。
この方法なら、ロボットAとロボットBの間でブラウザを引き継ぐ構成にする必要はありません。操作内容に応じて条件分岐や繰り返し処理を追加し、同じロボット内で処理を続けてください。
3.処理を分割して管理したい場合は共通部品を検討する
「ログイン」「データ取得」「結果出力」などの処理を分かりやすく管理したい場合は、JobAutoの「共通部品」を利用して処理を部品化する方法もあります。共通部品は、ロボットから呼び出して処理を実行でき、必要に応じて値の受け渡しも行えます。
ただし、「ブラウザを起動」アクションは共通部品内で使用できません。ブラウザの起動はロボット本体で行い、その後の操作を共通部品にまとめる構成を検討してください。実際に利用するブラウザ操作アクションや画面の状態が、共通部品から正しく扱えるかは実行テストで確認します。
共通部品の開き方や値の受け渡しの確認方法は、JobAutoで共通部品を開いて動作確認する方法をご確認ください。
4.ログイン状態の再利用と同じブラウザの引き継ぎは異なる
Chromeのプロファイルを使用すると、Webサイトのログイン情報などのブラウザ設定を利用できる場合があります。しかし、プロファイルに保存された情報を利用することと、前のロボットが起動したブラウザのウィンドウや操作状態をそのまま引き継ぐことは別です。
ロボットごとにブラウザを新しく起動する場合は、ログイン状態が継続するかどうかを利用先サイトの認証方式やブラウザの設定で確認する必要があります。複数ロボットで同一のChromeプロファイルを同時に使用すると正常に起動できない場合があるため、各ロボットのプロファイル設定にも注意してください。
5.思ったタイミングでブラウザが閉じる場合の確認事項
- ブラウザが閉じる直前に、ロボット全体の処理が終了していないか。
- ロボデザインで別の独立したロボットへ切り替えていないか。
- アクションフロー内に「ブラウザを閉じる」や「ロボット終了」などのアクションがないか。
- エラー発生時の設定により、途中でロボットの処理が終了していないか。
- 使用しているブラウザの起動方法が、通常の「ブラウザを起動」アクションと同じか。
ロボットの処理が続いているのに意図せずブラウザが閉じる場合や、別のブラウザ起動方式を使用している場合は、JobAutoのバージョン、ブラウザの種類、実行したアクション、エラーログを確認し、必要に応じてサポートへお問い合わせください。
関連するマニュアル・FAQ
- JobAutoでChrome・Edge・Firefoxを起動する方法:ブラウザ起動アクションの設定と共通部品での制約
- JobAutoで共通部品を開いて動作確認する方法:共通部品への値の受け渡し
- JobAutoの機能一覧:ブラウザ操作やロボット実行機能の確認
