JobAutoでブラウザの確認ダイアログが原因でアクションが止まる場合の対処方法

★質問・概要

Q.JobAutoでロボットを実行すると、ブラウザ操作のアクションがエラーになることがあります。操作するWebページや要素の指定は正しいはずですが、ほかにどのような原因が考えられますか?

★回答

ブラウザに確認ダイアログ(アラート)が表示されていないか確認してください。Webページの操作に伴ってアラートが表示されると、後続のブラウザ操作が想定どおりに実行されず、エラーとなる場合があります。

アラートが表示されている場合は、JobAutoの「アラートを閉じる」アクションを使用し、必要に応じて「OK」または「キャンセル」を選択してから、次のブラウザ操作へ進むようにします。

ただし、アラートが表示されていない場合には、ページの読み込み状態や操作対象の指定など、別の原因も確認してください。

1.アクションが止まったときの画面を確認する

ブラウザ操作の途中でエラーになった場合は、どのアクションで停止したか、そのときブラウザにどのような画面が表示されていたかを確認します。

  1. Webページの上に「OK」「キャンセル」などの確認ダイアログが表示されていないか確認します。
  2. ダイアログに表示されたメッセージを読み、処理を続行してよい状態か確認します。
  3. 確認ダイアログが表示される直前に実行した、クリックや値入力などのアクションを特定します。
  4. ダイアログが表示されない場合は、Webページの読み込み待ちや操作対象の要素指定なども確認します。

確認ダイアログが毎回ではなく特定の条件で表示される場合は、正常に実行できたときとエラーになったときの画面の違いを確認してください。

2.「アラートを閉じる」アクションを使う

ブラウザのアラートを閉じる場合は、アラートの表示を発生させるアクションの後、通常のブラウザ操作を続ける前に「アラートを閉じる」アクションを配置します。

  1. ロボデザインで、アラートが表示される操作を確認します。
  2. その操作の後に「アラートを閉じる」アクションを配置します。
  3. 表示される確認内容に応じて、「OK」または「キャンセル」を選択します。
  4. 必要に応じて「アラートが見つかるまでのタイムアウト(秒)」を設定します。
  5. アクションを実行してアラートが閉じること、後続のブラウザ操作が実行できることを確認します。

注意:「OK」と「キャンセル」はWebサイト側の処理結果を変えることがあります。メッセージ内容を確認し、意図しない登録・削除などが行われないように選択してください。

アクションの設定項目については、JobAutoでブラウザのアラートを閉じる方法をご覧ください。

3.アラートメッセージの内容を確認したい場合

表示されたメッセージをロボットで取得する場合は、「アラートを取得」アクションを使用できます。取得したメッセージは変数に格納できます。

操作方法については、JobAutoでブラウザのアラートメッセージを取得する方法をご確認ください。

4.アラート・認証ダイアログ・Webページ内のポップアップの違い

画面上にメッセージが表示されていても、その種類によって対応方法は異なります。

表示される画面対処方法の目安
ブラウザのアラート・確認ダイアログ「アラートを閉じる」アクションで対応できるか確認します。
ユーザー名・パスワードなどを要求する認証ダイアログ通常のアラートとは異なるため、認証ダイアログ向けの操作方法を確認します。
Webページ内に表示される独自のポップアップ画面Webページ上のボタンなどを通常のブラウザ操作で選択できるか確認します。

認証ダイアログへの対応については、サイトへアクセスすると認証ダイアログでロボットが止まる場合の対処方法をご覧ください。

5.アラートを閉じてもエラーが解消しない場合

アラートを閉じた後もアクションがエラーになる場合は、アラート以外の原因がないか確認します。

  • アクション実行時に、操作対象のWebページが表示されているか
  • ページの読み込みや画面切り替えが完了しているか
  • 操作対象の要素指定が、現在のWebページに合っているか
  • Webページ内にフレームがある場合、操作対象のフレームを選択しているか
  • アクションの高度な設定にある「アラートが出ていればエラーとする」の設定が、意図したものになっているか

「アラートが出ていればエラーとする」は、アラートが表示されているときにエラーとして扱うための設定です。チェックを外すことだけで、表示中のアラートに必要な操作が行われるわけではありません。

フレーム内の操作がうまくいかない場合は、JobAutoでWebページのフレームを切り替える方法も確認してください。


関連するマニュアル・FAQ

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JobAutoでブラウザのアクションメニューが表示されない場合の対処方法

★質問・概要

Q.JobAutoでブラウザ操作アクションを作成しようとしています。Webページを更新したあとや、操作したい項目を右クリックしたときに、JobAutoのアクション選択メニューが表示されなくなりました。どうすればよいですか?

★回答

A.まず、ロボデザインのコントロールパネルにある「リロード」を実行してください。Webページを更新したあとなどに、JobAutoがブラウザ上の要素を選択・認識できなくなった場合は、リロードで要素を再取得できます。

改善しない場合は、「フォーカス中断/再開」の状態と、Webページがフレーム(iframe)を使用しているかを確認してください。原因によって対処方法が異なります。

1.Webページを更新したあとにメニューが表示されない場合

ブラウザのページを更新したあと、JobAutoがWebページの要素を認識できず、操作したい場所を選択できなくなる場合があります。この場合は、コントロールパネルの「リロード」で要素を再取得します。

  1. ロボデザインで、操作対象のWebページを表示します。
  2. コントロールパネルの「リロード」をクリックします。
  3. Webページ上のボタンや入力欄など、操作したい項目を選択し直します。
  4. 対象を右クリックし、JobAutoのアクション選択メニューが表示されるか確認します。

注意:コントロールパネルの「リロード」は、JobAutoがブラウザの要素を再取得する操作です。ブラウザの更新ボタンやF5キーによるWebページ自体の再読み込みとは異なります。

詳しい使い方は、JobAutoでブラウザの要素を再取得する方法|リロードをご確認ください。

2.フォーカスが中断された状態になっている場合

コントロールパネルの「フォーカス中断」を使用すると、JobAutoによるWebページ上の要素選択が一時停止します。この状態では、操作対象を選択してアクションを作成できません。

  1. コントロールパネルの「フォーカス再開」をクリックします。
  2. Webページ上の操作対象を選択し、メニューが表示されるか確認します。
  3. フォーカスの状態を切り替えて確認する場合は、「フォーカス中断」→「フォーカス再開」の順にクリックし、改めて操作対象を選択します。

フォーカス中断・再開はJobAutoによる要素選択を一時停止・再開する機能です。「リロード」と同じ機能ではありません。操作方法は、JobAutoでブラウザ・Excelへのフォーカスを中断・再開する方法をご確認ください。

3.フレーム内の項目を選択できない場合

Webページがフレーム(iframe)を使っている場合は、JobAutoで操作対象にしているフレームと、実際に操作したい項目があるフレームが一致しているか確認してください。別のフレームを選択していると、目的の項目を操作できません。

  1. ブラウザ操作の「フレーム切替」アクションを開きます。
  2. フレーム一覧から、操作したい項目が含まれるフレームを選びます。
  3. 選択したフレームがブラウザ上で青色に表示される場合は、目的の範囲か確認します。
  4. フレームを切り替えたあと、目的の項目を選択してメニューを表示できるか確認します。

フレームを切り替える方法については、JobAutoでWebページのフレームを切り替える方法をご確認ください。

4.リロード・フォーカス再開・フレーム切替でも解消しない場合

JobAutoがブラウザを正常に認識できない状態が続く場合は、作成中のロボットを保存したうえでロボデザインを再起動し、操作できるか確認してください。

ただし、特定のWebサイトだけで右クリックメニューが表示されない場合は、Webサイトの構造が原因となっている可能性があります。リロードで解消しないときは、JobAutoで右クリックメニューが出ずブラウザアクションを追加できない場合のXPathを手動指定する方法もご確認ください。

Webサイト側のプルダウンやメニューが、右クリックした瞬間に閉じてしまう場合は別の現象です。その場合は、右クリックするとWebサイトのメニューが消える場合の対処方法をご確認ください。


関連するマニュアル・FAQ

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JobAutoでフォルダ内のファイル数をカウントする方法

★アクションの説明、概要

JobAutoで指定したフォルダ内にある ファイルの数をカウントする方法について説明します。

「ファイルのカウント」アクションでは、 指定したフォルダ内にあるファイルやフォルダの数を取得し、 カウントした結果をJobAutoの変数へ格納できます。

ファイル名に含まれる文字による絞り込みや、 サブフォルダ・隠しファイルを対象に含める設定もできます。

また、 カウント対象を 「ファイルとフォルダ」「ファイルのみ」「フォルダのみ」から 選択できます。


★アクションの作成方法


★アクションの設定画面について

アクション設定画面の設定項目について説明します。

1.基本設定

1-1.ファイルをカウントするフォルダ

カウント対象が格納されているフォルダを指定します。フォルダパスには変数やシステム値を使用できます。システム値の説明はこちら。

1-2.ファイル名に含む文字

ファイル名に指定した文字を含むファイルをカウント対象にする場合に設定します。変数を使用できます。正規表現の「.*」を使った設定もできます。

1-3.ファイル名に含まない文字

ファイル名に指定した文字を含むファイルを、カウント対象から除外する場合に設定します。変数を使用できます。

1-4.サブフォルダも含める

指定したフォルダ配下のサブフォルダ内もカウント対象に含めるか設定します。

・含める

カウント対象に含めます。

・含めない

カウント対象に含めません。

1-5.カウント対象

カウントする対象の種類を設定します。

・ファイルとフォルダ

ファイルとフォルダの両方をカウントします。

・ファイルのみ

ファイルのみをカウントします。

・フォルダのみ

フォルダのみをカウントします。

1-6.隠しファイルも含める

隠しファイルもカウント対象に含めるか設定します。

・含める

カウント対象に含めます。

・含めない

カウント対象に含めません。

1-7.ファイル数の格納先

カウントした結果を格納する変数を設定します。


2.高度な設定

2-1.アクション有効

このアクションを無効にする場合は、チェックを外します。


3.エラー発生時の対応

3-1.エラー時の処理

エラーが発生したときの設定を行います。詳細はこちらをご確認ください。

3-2.基点となる条件分岐

エラー時の処理で条件分岐の次のフローに移動を選択したときに、設定することができます。アクションでエラーが発生した場合、移動先の条件分岐を選択します。

3-3.エラー時にログ出力

エラーが発生したときにログに出力するか設定します。スケジュール実行したときのログへ出力されます。エラーとして扱わない場合は、チェックを外します。詳細はこちらをご確認ください。


フォルダ内のファイル数を取得する場合

指定したフォルダ内にファイルが何件あるか取得したい場合は、 「ファイルのカウント」アクションを使用します。

「ファイルをカウントするフォルダ」に 対象となるフォルダを設定し、 「カウント対象」で「ファイルのみ」を選択します。

カウントした結果は、 「ファイル数の格納先」で指定した JobAutoの変数へ格納されます。

ファイル名でカウント対象を絞り込む場合

「ファイル名に含む文字」を設定すると、 指定した文字をファイル名に含むファイルだけを カウント対象にできます。

「ファイル名に含まない文字」を設定すると、 指定した文字をもとに カウント対象からファイルを除外できます。

これらの設定にはJobAutoの変数を使用できます。

「ファイル名に含む文字」では、 正規表現の「.*」を使った設定もできます。

サブフォルダ内もカウントする場合

指定したフォルダの下にある サブフォルダ内もカウント対象にする場合は、 「サブフォルダも含める」で「含める」を選択します。

対象フォルダ直下だけをカウントする場合は、 「含めない」を選択します。

ファイルだけ・フォルダだけをカウントする場合

「カウント対象」では、 何をカウントするかを選択できます。

設定カウント対象
ファイルとフォルダファイルとフォルダの両方をカウントします。
ファイルのみファイルだけをカウントします。
フォルダのみフォルダだけをカウントします。

隠しファイルもカウントする場合

隠しファイルもカウント対象にする場合は、 「隠しファイルも含める」で「含める」を選択します。

隠しファイルを対象にしない場合は、 「含めない」を選択します。

カウントしたファイル数を変数へ格納する

「ファイル数の格納先」には、 カウントした結果を保存するJobAutoの変数を設定します。

格納したファイル数は、 後続の条件分岐や処理で使用できます。

「ファイルのカウント」と「ファイルの繰り返し処理」の違い

アクション用途
ファイルのカウント指定した条件に一致する ファイルやフォルダの件数を取得する場合に使用します。
ファイルの繰り返し処理フォルダ内のファイルを1つずつ取得して、 それぞれに対して同じ処理を行う場合に使用します。

件数だけを取得したい場合は 「ファイルのカウント」、 ファイルを1つずつ処理したい場合は 「ファイルの繰り返し処理」を使用します。

ファイル数が想定どおりにならない場合の確認順序

  1. 「ファイルをカウントするフォルダ」に、 対象となるフォルダが正しく指定されているか確認します。
  2. 変数やシステム値を使用している場合は、 実行時のフォルダパスを確認します。
  3. 「ファイル名に含む文字」と 「ファイル名に含まない文字」によって、 対象ファイルが除外されていないか確認します。
  4. サブフォルダ内も対象にする場合は、 「サブフォルダも含める」の設定を確認します。
  5. 「カウント対象」が 「ファイルとフォルダ」「ファイルのみ」「フォルダのみ」の 目的に合った設定になっているか確認します。
  6. 隠しファイルも対象にする場合は、 「隠しファイルも含める」の設定を確認します。
  7. 「ファイル数の格納先」に、 カウント結果を保存する変数が正しく設定されているか確認します。

関連するファイル操作・FAQ

【FAQ】同じPCで複数ロボットを同時に動かせますか

Q.同じPCで複数のロボットを同時に動かすことは可能でしょうか。

A.ブラウザ操作で一定の設定を行っているときのみ可能です。
アプリ操作やエクセル操作は、操作対象のアプリやファイルが入れ子になることも考えられるため、正しく動作する保証はございません。
こちらをご参照ください。

JobAutoでアプリ操作の値入力ができない場合の対処方法

★質問・概要

Q.JobAutoでアプリ操作の「値入力」を実行しても、入力欄に文字が入力されません。別の入力方法はありますか?

★回答

A.「値入力」アクションの「入力方式」を「クリップボードからCtrl+V」に変更して、再度実行してください。 アプリによっては、キーボードを使う「直接入力」では値を入力できなくても、クリップボードから貼り付ける方法なら入力できる場合があります。

JobAutoのアプリ操作では、「直接入力」と「クリップボードからCtrl+V」の2種類の入力方式を選択できます。基本的には「クリップボードからCtrl+V」の使用をおすすめします。

設定画面の詳しい説明は、JobAutoでアプリの要素に値を入力する方法をご確認ください。


1.入力方式を変更する手順

  1. ロボデザインで、値が入力されない「【要素】値入力」アクションを開きます。
  2. 基本設定の「値入力」に、入力したい文字列または変数が正しく設定されていることを確認します。
  3. 「入力方式」を開き、「クリップボードからCtrl+V」を選択します。
  4. 「入力前」は、特別な理由がなければ「クリックする」に設定して、入力対象を選択してから入力するようにします。
  5. アクションを実行して、指定した入力欄に値が入力されるか確認します。

画像マッチングの「【画像】値入力」を使用している場合も、「入力方式」を「クリップボードからCtrl+V」に変更できます。ただし、画像マッチングでは値を入力する前に、対象の入力欄をマウスでクリックしておく必要があります。詳しくは画像マッチングでアプリに値入力する方法をご確認ください。

2.「直接入力」と「クリップボードからCtrl+V」の違い

入力方式動作・確認ポイント
直接入力キーボードを使って値を入力します。対象アプリによっては、文字を正常に入力できない場合があります。
クリップボードからCtrl+V入力値をクリップボードへセットし、Ctrl+Vで貼り付けます。直接入力でうまくいかない場合に試してください。

注意:「直接入力」では、~(チルダ)がEnterキーとして扱われます。ファイル名などに ~ を含む文字列を入力する場合は、「クリップボードからCtrl+V」を使用してください。

入力欄によっては、値の入力後にEnterキーで確定する必要があります。その場合は「入力後」の設定もあわせて確認してください。


3.入力方式を変更しても値が入力されない場合

入力方式だけでなく、操作対象や入力値の状態も確認してください。

  • アプリの接続先:操作したいアプリ・ウィンドウへ正しく接続しているか確認します。
  • 入力対象の選択:「【要素】値入力」では、アプリデザインの「操作対象にフォーカス」で目的の入力欄を認識しているか確認します。必要に応じて「入力前」を「クリックする」にします。
  • 変数の値:「値入力」に変数を指定している場合は、実行時に想定した文字列が格納されているか確認します。
  • 表示の変化:アプリの画面が切り替わったあとに実行する場合は、高度な設定の「キャッシュクリア」で対象要素を再取得することも確認します。
  • 入力後の操作:値を確定するためのEnterキーが必要か、「入力後」の設定を確認します。
  • 入力方式:「クリップボードからCtrl+V」で入力できない場合は、アプリの入力欄が貼り付け操作を受け付けているか、実際の画面で確認します。

値入力の基本設定・高度な設定は、「【要素】値入力」のマニュアルで確認できます。

4.普段は入力できるのに、まれに空振りする場合

通常は値を入力できるものの、スケジュール実行中などにときどき入力されない場合は、入力方式の変更だけでなく、入力結果を確認して再入力する処理を検討してください。

例えば、値入力の直後に「【要素】値取得」で実際の入力値を取得し、入力されていなければ条件分岐で再入力する方法があります。

具体的な作成手順は、JobAutoで値入力が空振りする場合の対処方法をご確認ください。


関連するマニュアル・FAQ

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【FAQ】ブラウザ操作で別のウィンドウへ切り替えたい

Q.WEBサイトをブラウザ操作中に、新しいタブが作成されました。操作したいのは新しいタブに表示されている画面です。新しいタブに操作を切り替えるにはどうしたらいいですか。

A.別タブに移動アクションを使うことで、操作するタブの切り替えを行うことができます。
こちらをご参照ください。

【FAQ】アプリケーションを操作したいです

Q.アプリケーションを操作したいです。ブラウザやエクセルと同じように、操作したい箇所を右クリックしてもメニューが表示されません。どうやったらメニューを表示できますか

A.アプリ操作アクションを使って、アプリケーションに対する操作を作成します。
こちらをご参照ください

JobAutoでスクロール先のアプリ要素を認識できない場合の対処方法

★概要

JobAutoのアプリ操作で、スクロールしないと画面に表示されない一覧項目や文字列を、要素として認識できない場合の確認方法を説明します。

Windowsアプリケーションによっては、画面に表示されていない項目の情報を取得できず、要素マッチングで操作対象を選択できないことがあります。一方、画面外の項目でも要素情報を取得できるアプリケーションもあります。JobAutoが画面に表示された項目だけを操作できる、という意味ではありません。

目的の項目を認識できないときは、まずスクロールして項目を表示する方法や、アプリケーションの検索・絞り込み機能で表示件数を減らす方法を確認してください。

1.画面外の項目を認識できないことがある理由

例えば、業務アプリケーションの一覧に多数の行があっても、画面上には一部の行しか表示されていないことがあります。スクロールすると次の行が表示される画面では、アプリケーションの構造によって、まだ表示されていない行を要素として認識できない場合があります。

そのため、次の二つを区別して確認してください。

  • 画面に表示されていない:目的の項目がスクロール先などにあり、現在の画面では見えていない状態です。
  • 要素として認識できない:画面上に見えていても、アプリケーションの構造や選択したマッチング方式によって、JobAutoが目的の項目を要素として取得できない状態です。

スクロールして表示すれば認識できる場合もありますが、表示しただけで必ず要素として認識できるわけではありません。

2.スクロールして目的の項目を表示する

操作したい項目が一覧の下の方にある場合は、まずアプリケーションをスクロールし、対象の項目が画面上に表示された状態で認識できるか確認します。

  1. JobAutoから操作対象のアプリケーションへ接続します。
  2. アプリケーションの一覧などをスクロールし、操作したい項目を画面に表示します。
  3. アプリデザインに表示されている内容が古い場合は、「画像を読込み」で画面を再読み込みします。
  4. 要素マッチングで操作対象を選択し、「操作対象にフォーカス」で正しい項目を認識しているか確認します。
  5. ロボットの実行時にも、操作対象の項目が認識できる状態になるようにアクションの順序を確認します。

ロボット作成時には表示されていても、実行時にスクロール位置や一覧の表示内容が変わると、同じ項目を認識できない場合があります。実行時の画面状態も確認してください。

3.検索・絞り込みで表示する項目数を減らす

アプリケーションに検索欄やフィルター機能が用意されている場合は、操作対象となるデータを先に絞り込む方法も有効です。

例えば、一覧から特定の顧客や商品を選択する処理では、先に顧客名や商品コードなどを条件に検索し、対象となる行を画面に表示してからアクションを実行します。

  1. 操作対象のアプリケーションに検索・絞り込み機能があるか確認します。
  2. 目的の項目を特定できる条件を入力し、一覧を絞り込みます。
  3. 目的の項目が表示されたことを確認してから、要素マッチングで選択します。
  4. 絞り込み条件が変わる場合も、ロボット実行時に正しい対象が表示されることを確認します。

検索・絞り込み機能の有無や操作方法は、対象のアプリケーションによって異なります。アプリケーション側にその機能がない場合は、画面上のスクロールや別のマッチング方式を検討してください。

4.要素・画像・文字のマッチング方式を確認する

アプリデザインでは、要素・画像・文字のマッチング方式を使用できます。操作したい項目が要素として取得できない場合は、項目の表示状態と、どの方式で認識できるかを確認してください。

マッチング方式確認する内容
要素アプリケーションが操作対象の要素情報を取得できる状態か確認します。画面外の要素を認識できるかどうかはアプリケーションによって異なります。
画像画面に表示されている画像を使って対象を探します。対象が画面外にある場合は、スクロールなどで表示する必要があります。
文字画面上に表示された文字をOCRで認識します。文字が見えているか、正しく認識できる状態か確認します。

要素として認識できる場合は、まず要素マッチングを検討します。要素の認識が難しい場合は、画面や操作対象に応じて画像マッチングや文字マッチングも検討してください。ただし、方式を変更すれば必ず操作できるわけではありません。

5.項目が表示されていても要素を認識できない場合

スクロールや絞り込みによって項目を表示しても要素マッチングで選択できない場合は、次の点も確認します。

  • アプリの接続先:操作したいアプリケーションやウィンドウに接続しているか確認します。
  • 表示状態:目的の項目が実際に画面に表示され、操作できる状態になっているか確認します。
  • アプリデザインの画面:実際の画面と異なる場合は「画像を読込み」を実行します。
  • 操作対象にフォーカス:要素として選択した箇所が、目的の項目と一致しているか確認します。
  • 画面切り替え後の要素情報:すでに作成した要素アクションを実行する場合、画面の変化に応じて高度な設定の「キャッシュクリア」が必要か確認します。

アプリケーション自体を選択できない、またはアプリデザインで操作箇所を指定できない場合は、関連するアプリ操作マニュアルも確認してください。

6.ロボット作成時と実行時の画面状態をそろえる

ロボット作成時は操作できても、実行時には一覧の表示件数・並び順・スクロール位置・検索条件などが変化する場合があります。

特定の行を操作する処理では、画面内の位置だけに依存せず、対象の項目を確認してから操作するようにしてください。検索・絞り込みによって対象を特定できる場合は、その条件もロボットの処理に含めると、画面の表示状態による違いを減らせます。


関連するマニュアル・技術情報

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リリースノート – 0.9.12 (2018-07-24)

JobAuto 0.9.12(2018年7月24日公開)のリリースノートです。ロボットのインポート・エクスポート、引数設定、ログ用変数、ブラウザ・Excel・データベース操作、メール送信の機能追加・修正・不具合修正を掲載しています。

0.9.12での変更点は下記の通りになります。

機能追加

ロボデザイン

  • RDからロボットのインポート、エクスポート機能追加
  • RDのデバッグ実行時に引数設定機能追加

ファイル操作

  • 指定したフォルダの中のファイル数を取得するアクション追加

フォルダ操作

  • 指定したフォルダの中のフォルダ数を取得するアクション追加

変数操作

  • システムログとユーザーが出力したログの使い分け(ログ変数)機能追加
  • ログ用変数、LOG_HEADER、LOG_DETAIL、USER_LOG、ERROR_COUNTの4つを追加

ROBOWEB

  • スケジュールの引数設定機能追加

機能修正

ブラウザ操作

  • chromeでのPDFはプレビューではなく、ダウンロードに変更

エクセル操作

  • エクセル行ループにて、表示値か保持値の選択機能追加

ファイル操作

  • ファイルの繰り返し処理アクションに「隠しファイルを含める」オプションを追加

データベース操作

  • selectアクションのプレビューのカラム並び替えをテーブルに合わせるよう修正
  • selectアクションのカラムと変数のマッピング自動生成機能追加

その他

  • コマンドライン実行アクションに「コマンドを実行結果に含めない」オプションを追加
  • メール送信アクションの以下の点を修正。
     >メール本文拡大、メールパスワードマスキングに修正
     >本文、件名ともに変数利用できるよう修正
     >自動リトライ3回まで追加

バグフィックス

ブラウザ操作

  • 値入力時に数値型の場合エラーになったのを修正
  • 値取得アクションのhtml取得にプレビューと実値が異なっているバグ修正
  • 同一IDが存在した場合の要素取得バグ修正

関連情報