変数の値を加工アクションには正規表現置換という機能があります。文字列から任意の文字を抜き出したり、いらない部分を削除する機能です。この機能をうまく使えば、すくないアクション数でやりたいことをロボットにやってもらうことができます。
このページでは正規表現置換のサンプルなどをご紹介します。ロボット作成の参考にしてください。
1.テンプレートを使う
正規表現置換にはテンプレートが用意されています。このテンプレートでやりたいことが実現できかもしれません。まずテンプレートで対応できるのか確認しましょう。
検索パターンの?をクリックするとテンプレートが表示
2.1行目の文字列を取得
文字列から1行目の文字列だけを取得する方法です。
やりたいこと
以下の文字列から先頭行の日時だけを取得します。
やりかた
検索パターンへ(^.*)[\r|\n]と設定します。また置換文字へ$0を設定します。設定がただしければ、結果に先頭行だけが表示されます。
3.特定の文字列を取得1
文字列から特定の文字列だけを取得する方法です。
やりたいこと
以下の文字列から合計金額の後ろの金額だけを取得します。
やりかた
検索パターンへ合計金額(.*)円と設定します。また置換文字へ$0を設定します。設定がただしければ、結果に金額だけが表示されます。
金額の前部にスペースがついているので、こちらも正規表現置換でとってしまいます。検索パターンの数字関係の数字を取得というテンプレートを使ってとります。
4.特定の文字列を取得2
文字列から特定の文字列だけを取得する方法です。
やりたいこと
以下の文字列からCCの部分のメールアドレスをすべて取得します
やりかた
検索パターンへCC:[\r|\n](.*)と設定します。また置換文字へ$0を設定します。設定がただしければ、結果にCCのメールアドレスだけが表示されます。
5.特定の文字列を取得3
文字列から特定の文字列だけを取得する方法です。
やりたいこと
以下の文字列から商品一覧の内容を取得します。
やりかた
検索パターンへ商品一覧.[^■]*と設定します。また置換文字へ$0を設定します。設定がただしければ、結果に商品一覧が表示されます。
商品一覧という項目名もとりましょう。検索パターンへ(□.*)[\n|\r]と設定します。また置換文字へ$0を設定します。設定がただしければ、結果に商品一覧を除いた一覧が表示されます。
6.特定の文字列を取得4
文字列から特定の文字列だけを取得する方法です。
やりたいこと
一覧から最後に表示されているURLを取得します。
やりかた
検索パターンへ(?=http).*com$と設定します。また置換文字へ$0を設定します。設定がただしければ、結果に最後に表示されていたURLが表示されます。
7.特定の文字列を取得5
文字列から特定の文字列だけを取得する方法です。
やりたいこと
メールの本文に該当する場所を取得します(株式会社以降の個所)。
やりかた
検索パターンへCC:.*>[\n|\r]+と設定します。また置換文字へ$0を設定します。設定がただしければ、結果に本文の部分が表示されます。