★概要
JobAutoのROBOWEBで、本来の実行日が祝日や休日に当たる場合、翌営業日にロボットの処理を行うための設定例を紹介します。
ROBOWEBの休日設定では、指定した休日のスケジュール実行をスキップできます。ただし、スキップしたスケジュールを自動的に翌営業日へ移動する機能ではありません。
そのため、あらかじめ実行してよい日付を記載した「実行日リスト」を用意し、スケジュールの先頭に置いた判定用ロボットで当日が実行対象かどうかを確認します。実行対象日なら後続のロボットを実行し、対象外なら「スケジュール終了」で後続処理を止めます。
1.休日設定だけでは翌営業日に繰り越せない
ROBOWEBのシステム管理画面には「休日設定」があります。休日に該当する日の実行をスキップしたい場合に使用する機能ですが、祝日だった予定日を探し、その処理を翌営業日へ自動的に振り替える機能ではありません。
例えば、月曜日に実行する予定の業務が祝日に当たった場合、その日をスキップするだけでは、火曜日に月曜日分の業務が自動実行されるわけではありません。火曜日を実行対象とする判定ルールや実行日リストを別途用意する必要があります。
休日設定の操作については、ROBOWEBの休日設定・システム設定をご確認ください。
2.翌営業日への繰り越しを実行日リストで管理する
まず、業務を実行したい日付をあらかじめ決め、テキストファイルなどへ書き出します。祝日・土日・会社独自の休業日を考慮し、実際に実行したい営業日の日付を登録します。
例えば、月曜日が祝日で翌火曜日が営業日なら、元の月曜日ではなく火曜日を実行日リストに入れます。金曜日が祝日で土日も休みなら、翌月曜日が営業日であることを確認して、その月曜日を登録します。
実行日リストは、次のように1行に1日付、同じ書式で記載すると管理しやすくなります。日付は例です。実際の業務ルールに沿った日付へ置き換えてください。
2026-11-242026-12-012026-12-25
注意:実行日リストに日付を書いても、ROBOWEB自体のスケジュール日時が変更されるわけではありません。スケジュールは定期的に起動し、判定ロボットが業務処理の実行可否を決める構成です。
3.実行日を判定するロボットを作成する
判定用ロボットは、ROBOWEBのスケジュールに登録する最初のロボットとして作成します。
- 実行日リストを読み込む:「ファイル読み込み」アクションで日付一覧のファイルを読み込み、内容を変数に格納します。
- 当日の日付を取得する:「変数の値を加工」の「値セット」などで、システム値
%%TODAY%%を変数へ格納します。 - 日付の書式をそろえる:読み込んだ実行日リストと、取得した当日の日付を同じ書式にします。例えば両方を
YYYY-MM-DD形式で扱います。 - 実行対象か判定する:「変数の値を評価」アクションで、実行日リストに当日の日付が含まれるか判定します。別の日付の一部分に誤一致しないよう、日付の区切りも含めて判定条件を確認してください。
- 実行対象日の場合:判定ロボットを正常に終了し、スケジュールに登録された次のロボットへ進みます。
- 実行対象日ではない場合:「ロボット終了」アクションを実行し、終了時のステータスを「スケジュール終了」に設定します。後続のロボットは実行しません。

操作方法は、JobAutoでファイルを読み込み変数へ格納する方法、JobAutoで今日の日付・現在日時を変数へセットする方法、JobAutoで変数の値を判定する方法をご確認ください。
4.「正常終了」と「スケジュール終了」の違い
実行日リストの判定結果に応じて、後続のロボットを実行するかどうかを切り替えます。「ロボット終了」アクションの終了時のステータスによって、後続のロボットの動作が異なります。
| 終了時のステータス | ROBOWEB上の結果 | 後続ロボット |
|---|---|---|
| 正常終了 | 正常終了 | 実行する |
| スケジュール終了 | 正常終了 | 実行しない |
| 異常終了 | 異常終了 | 実行しない |
実行対象ではない日をエラーとして扱わずに後続処理を停止するためには、「スケジュール終了」が適しています。「正常終了」を選ぶと次のロボットが実行されるため、選択を間違えないようにしてください。
詳しくは、JobAutoでロボットを終了する方法|正常終了・異常終了・スケジュール終了をご確認ください。
5.ROBOWEBのスケジュールに判定ロボットを登録する
- ROBOWEBで対象のスケジュールを開き、毎日実行する日時と時刻を設定します。
- スケジュールの1番目に、実行日リストを判定するロボットを登録します。
- 2番目以降に、営業日に実行したい業務用ロボットを順番に登録します。
- 実行日リストにある日とない日でテストし、後続ロボットの動作と終了ステータスを確認します。

重要:ROBOWEBの「休日設定の適用」などによって、実行日リストに登録した日そのものがスキップ対象になっていないか確認してください。判定ロボットが起動しない日は、実行日リストの判定も行われません。
詳しい設定方法は、JobAutoのROBOWEBでスケジュールを作成する方法をご確認ください。
6.運用時に注意すること
- 実行日リストの更新:年末年始、会社独自の休業日、祝日の変更を反映し、実行日前に日付を確定・更新します。リストが古いと必要な日に動かない場合があります。
- 当日の日付と比較書式:ロボット側で取得する日付と、リスト内の日付の書式・区切り文字を統一します。日付の一部分だけでの誤判定にも注意します。
- ファイル読み込みの失敗:実行日リストが見つからない、読み込めない、内容が不正な場合は、業務用ロボットを誤って実行しないよう、エラー処理と通知方法を決めておきます。
- 実行日の重複:複数の予定日を翌営業日に振り替えた結果、同じ日に重なる場合は、その日に必要な処理の回数や順序をあらかじめ整理します。
- スケジュールの実行状態:判定ロボットが正常に実行できること、実行日のスケジュールが無効化されていないことを確認します。
7.営業日の判定や算出に共通部品を使う場合
JobAutoには、指定した日付が休日か判定する共通部品や、X日後の営業日を取得する共通部品があります。実行日リストを準備する際の補助として利用できます。
- JobAutoの共通部品で指定した日付が休日か判定する方法:日本の祝日データを利用した日付の判定
- JobAutoの共通部品でX日後の営業日を取得する方法:土日祝日などを考慮した営業日の日付取得
ただし、共通部品で日付を取得・判定しても、ROBOWEBのスケジュール自体が自動的に変更されるわけではありません。実際にその日に業務処理を行うには、この記事で紹介した実行日リストと判定ロボットなどの仕組みに組み込んでください。また、会社独自の休日については、業務の休業日ルールと判定結果が合っているか確認してください。
関連するマニュアル・共通部品
- ROBOWEBでスケジュールを作成する方法:実行日・ロボット順序・休日適用の設定
- ROBOWEBの休日設定:休日の登録とスケジュールのスキップ
- ファイル読み込み:実行日リストを変数へ格納
- 今日の日付・現在日時を変数へセットする方法:システム値
%%TODAY%%の取得 - ロボットを終了する方法:スケジュール終了による後続ロボットの停止
- 指定した日付が休日か判定する共通部品
- X日後の営業日を取得する共通部品
