JobAutoで「user data directory is already in use」と表示される場合の対処方法

★質問・概要

Q.JobAutoのスケジュール実行で「ブラウザを起動」アクションを実行すると、次のエラーが表示され、Chromeが起動できなくなりました。どうすればよいですか?

session not created: probably user data directory is already in use, please specify a unique value for --user-data-dir argument, or don't use --user-data-dir

★回答

まずロボットを実行したPCで、ロボサポーター(robo_supportor.exe)の「不要ファイルクリア」を実行し、ブラウザ起動を再確認してください。この対処方法は、JobAutoの公式フォーラムで案内されています。

改善しない場合は、Chromeのユーザーデータフォルダ(プロファイル)が別のChromeやロボットと競合していないか、スケジュールが重複実行されていないかを確認します。実行中のロボットやChromeをむやみに停止したり、Chromeのプロファイルフォルダを手動で削除したりしないでください。

1.エラーメッセージの意味

session not created は、JobAutoからブラウザを操作するためのセッションを作成できなかったことを示します。user data directory is already in use は、Chromeのユーザーデータフォルダがすでに使用されている可能性があるという意味です。

Chromeのユーザーデータフォルダには、ブラウザの設定やプロファイル情報などが保存されます。別のChromeが同じフォルダを使用していると、新しいChromeの起動に失敗する場合があります。ただし、メッセージには probably(可能性がある)とあるため、このメッセージだけで原因を断定することはできません。

確認する点起こり得る状況
Chromeのプロファイル複数のChromeやロボットで同じユーザーデータフォルダを使用している
スケジュール実行前回のロボットが動作中に次のスケジュールが開始される
前回の実行状態Chromeプロセスや一時的な実行ファイルが残っている
起動設定「プロファイルを使用」や起動引数の設定が実行環境と合っていない

2.ロボサポーターで「不要ファイルクリア」を実行する

JobAutoの公式フォーラムでは、今回のエラーが発生した場合に、ロボサポーターで不要ファイルを削除すると正常に動作することがあると案内されています。作業は、問題が起きたロボットを実際に実行しているPCで行ってください。

  1. ROBOWEBの実行ログで、エラーが発生したスケジュールと実行PCを確認します。
  2. そのPCで、ほかのロボットやChromeの実行状況を確認し、業務に影響しないメンテナンスのタイミングを選びます。
  3. JobAutoのインストール先の support フォルダを開き、robo_supportor.exe を起動します。
  4. ロボサポーターの「不要ファイルクリア」を実行します。画面の項目名や操作方法は、使用しているJobAutoのバージョンを確認してください。
  5. 対象のスケジュールを改めて実行し、Chromeが起動して後続のブラウザ操作まで正常に完了することを確認します。

ロボサポーターの操作については、JobAutoのロボサポーター|不要ファイルクリア・ドライバー取り込みをご確認ください。

注意:ロボサポーターの操作を実施しても、必ず解消するとは限りません。正常に動作した場合も、繰り返し発生するときは次の項目を確認してください。

3.Chromeのプロファイルの重複使用を確認する

JobAutoの「ブラウザを起動」アクションには、Chromeのプロファイルを使用する設定があります。同じPCで複数のロボットを動かす場合は、同じプロファイルを複数のChromeが同時に使用していないか確認してください。

  1. 対象ロボットの「ブラウザを起動」アクションを確認します。
  2. Chromeの「プロファイルを使用」が有効になっているか、設定されているフォルダを確認します。
  3. 同じPCで動くほかのロボットや手動で起動したChromeが、同じフォルダを使用していないか確認します。
  4. 複数のロボットが同時実行される場合は、必要に応じてロボットごとに別の専用プロファイルを設定します。

Chromeを「アプリを開く」から起動し、--user-data-dir を引数に指定している場合も、同じフォルダの重複使用に注意してください。ただし、通常の「ブラウザを起動」アクションを使っているだけなら、エラーメッセージに従って無条件に --user-data-dir を追加・変更する必要はありません。JobAutoのアクション設定と実行環境を先に確認してください。

プロファイルの設定方法は、JobAutoでChrome・Edge・Firefoxを起動する方法をご参照ください。

4.スケジュールの重複とChromeプロセスの残留を確認する

スケジュール実行だけで発生する場合は、ROBOWEBの実行ログで同じPC上のロボット実行時間が重なっていないか確認してください。前回の処理が終わらないうちに次のロボットが同じChromeプロファイルを使おうとすると、競合する可能性があります。

また、スケジュール実行の終了後もChromeプロセスが残る事象が報告されています。Chromeが使われていないかを確認する際は、別のロボットやPC利用者がChromeを使用中ではないか注意してください。

Chromeのすべてのプロセスを強制終了するコマンドを、原因が未確認のまま実行しないでください。ほかのロボットやユーザーが使用しているChromeまで終了させ、作業内容が失われるおそれがあります。詳しくは、JobAutoのスケジュール実行後にChromeプロセスが残る場合の対処方法をご確認ください。

5.改善しない場合に確認すること

確認内容確認のポイント
実行方法スケジュール実行のみか、ロボデザインからのテスト実行でも発生するか
JobAutoのバージョン問題が始まった時期と、JobAutoやChromeの更新の有無
ブラウザ設定Chromeの種類、プロファイルの使用設定、専用フォルダの指定
スケジュールの重複同時刻に同じPCで実行しているほかのロボットの有無
不要ファイルクリア実行したPC、実行時刻、実行後の動作結果
エラーの詳細エラー全文、発生日時、スケジュール実行ログ

上記を確認しても解消しない場合は、JobAutoのサポートへご相談ください。ブラウザドライバーのバージョン不一致による session not created エラーとは対処方法が異なる場合がありますので、エラーメッセージの全文をご確認ください。


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