JobAutoで新しい変数を作成すると既存の変数が消える原因と対処方法

★質問・概要

Q.JobAutoで、作成済みの変数とは別の変数グループに新しい変数を作成したところ、元のグループから変数がなくなりました。異なるグループであれば、同じ名前の変数を作成できますか?

★回答

いいえ。JobAutoでは、変数グループが異なっていても、1つのロボット内で同じ変数名を別々に作成することはできません。変数名はロボット内で一意になるようにしてください。

別のグループに同名の変数を作成すると、元のグループから変数が見えなくなり、新しいグループに表示される場合があります。変数そのものが完全に削除されたとは限らないため、まず「変数一覧」で同じ名前の変数がないか確認してください。

また、同じ変数名で作成した際に、以前設定していた初期値が変更・消去される場合もあります。変数の所属グループと初期値の両方を確認してください。

変数名の制約については、変数はロボットで一意になっています(操作サンプル)でも説明しています。

1.同じ名前の変数を別グループに作成した場合

例えば、変数グループ「注文情報」に「顧客コード」という変数を作成したあと、グループ「請求情報」にも「顧客コード」を作成した場合を考えます。

操作変数の状態
最初に「注文情報」へ「顧客コード」を作成「注文情報」に「顧客コード」が存在する
続いて「請求情報」に同じ「顧客コード」を作成「注文情報」から見えなくなり、「請求情報」に表示される場合がある
新しく作成した変数の初期値が未設定元の「顧客コード」に設定していた初期値も失われる場合がある

変数グループは変数を用途別に整理する仕組みであり、同じ名前の変数をグループごとに区別して保持する仕組みではありません。

2.なくなった変数を探す方法

  1. ロボデザインで対象のロボットを開き、サイドメニューの「変数」を確認します。
  2. 変数が表示されていたグループだけでなく、ほかの変数グループも確認します。
  3. 「変数一覧」を開き、絞り込み機能で、なくなったと思った変数と同じ名前を検索します。
  4. 見つかった変数を開き、現在のグループ名・変数名・初期値を確認します。
  5. 既存のアクションで使用している変数の場合は、必要に応じて「使用しているアクションを確認」で参照箇所を確認します。

変数を探す場合は、JobAutoの変数一覧|変数の確認・絞り込み・編集をご確認ください。

3.元のグループへ戻したい場合

変数一覧で同名の変数が見つかり、所属グループだけを元に戻したい場合は、「変数を別のグループへ移動」を使用できます。対象の変数を右クリックして、移動先のグループを選択してください。

変数設定画面で「グループ名」を変更し、「上書き保存」する方法もあります。

ただし、グループを戻しても、変更された初期値が自動的に元へ戻るとは限りません。現在の初期値を必ず確認し、必要な場合は正しい値を再設定してください。元の値が不明な場合は、保管済みのロボットや変数情報を確認してから変更してください。

移動方法の詳細は、JobAutoで変数を別のグループへ移動する方法をご確認ください。

4.異なるグループで別々の変数として使用する方法

異なるグループで別々の値を保持したい場合は、グループ名だけで区別せず、変数名そのものを変更して作成します。

変数グループ推奨する変数名の例
注文情報注文_顧客コード
請求情報請求_顧客コード

例えば「注文情報」と「請求情報」の両方で顧客コードを保持する場合、このように別名で作成すれば、それぞれ別の値を格納できます。新しい変数を作成する前に、同名の変数がすでに存在しないか確認してください。

変数の作成手順は、JobAutoで変数を追加・作成する方法を参照してください。

5.「新規作成」と「上書き保存」の違い

JobAuto 0.10.9以降の変数設定画面では、「新規作成」「上書き保存」「閉じる」を選択できます。

操作用途
新規作成設定した内容で新しい変数を作成するときに使用します。既存の変数と重複しない名前を指定してください。
上書き保存選択中の既存変数のグループ名・変数名・コメント・初期値などを変更して保存します。
閉じる変更を保存せず設定画面を閉じます。

新しい変数を追加するのか、既存の変数の設定を変更するのかを確認してから操作してください。詳しくは、JobAutoの変数の設定画面についてをご確認ください。

6.変数がなくなった場合の確認事項

  • 変数名:別グループで同じ変数名を作成していないか。
  • 所属先:元のグループ以外に、同じ変数名が表示されていないか。
  • 初期値:再作成により、以前の初期値が空欄になったり変更されたりしていないか。
  • 参照先:既存のアクションでその変数を使用している場合、変更後も想定した値を参照できるか。
  • 今後の作成方法:別の用途の変数は、ロボット内で重複しない変数名にしているか。

変数名や初期値を修正した場合は、ロボットを保存する前に関連するアクションの設定と動作を確認してください。初期値の変更が業務処理に影響することがあります。


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