JobAutoのProxy設定が有効になる条件|RD・RS・RCの違い

★ページの説明・概要

JobAutoでProxy(プロキシ)サーバを経由して通信する際、設定が有効になる条件と、設定したのに適用されない場合の確認方法を説明します。ロボデザイン(RD)での実行と、ロボサーバ(RS)・ロボクライアント(RC)によるスケジュール実行では、設定する場所が異なります。

個別のアクションでProxyを使用するには、実行環境側のProxy設定と、対象アクション側のProxy設定の両方を有効にする必要があります。ChromeDriverの自動ダウンロードやバージョン確認など、JobAuto本体の通信はアクションとは分けて考えます。

Proxyサーバのホスト名やポート番号、認証情報を入力する操作は、ロボデザインのProxy設定とROBOWEBのシステム設定を参照してください。

1.RD・RS・RCのProxy設定の違い

実行環境設定する場所適用先・対象
RD(ロボデザイン)RDのProxy設定RD側のChromeDriver自動ダウンロード、バージョン確認、RDで実行する対象アクション
RS(ロボサーバ)ROBOWEBのシステム管理画面RS側のバージョン確認、RC側のChromeDriver自動ダウンロード、RCで実行する対象アクション
RC(ロボクライアント)通常、RCでの個別設定は不要スケジュール実行時にRSから渡されるProxy設定を使用

RDで設定したProxy情報は、RSからのスケジュール実行にはそのまま適用されません。逆に、ROBOWEBで設定したProxy情報も、RDでロボットを実行するときには適用されません。どの方法でロボットを実行するかを確認して設定してください。

2.Proxyを使うための有効・無効の組み合わせ

Proxy設定のあるアクションについて、実行環境側(RDまたはRS)とアクション側の組み合わせを確認します。

実行環境側の設定対象アクションの設定アクションの通信
有効有効Proxyを経由する
有効無効Proxyを使用しない
無効有効Proxyを使用しない
無効無効Proxyを使用しない

アクション側だけを有効にしても、実行環境側が無効であればProxyを経由しません。また、Proxyを使用しない設定で通信できるかどうかは、社内ネットワークや接続先の制限によって異なります。

この表は、アクションのProxy設定がある場合の組み合わせです。JobAuto本体のChromeDriver取得やバージョン確認は、それぞれのRD・RS側の設定によって制御されます。

3.RDでロボットを実行するときの設定

3-1.ロボデザインのProxy設定を行う

ロボデザインでProxyサーバ経由の通信を利用する場合は、RDのProxy設定で、有効・無効、サーバー、ポート番号、必要に応じてユーザー名・パスワードを設定します。設定方法はロボデザインのProxy設定マニュアルをご確認ください。

3-2.RDの設定で有効になる本体通信

  • RDで行うChromeDriverの自動ダウンロード
  • RDで行う新しいバージョンのリリース確認

これらはロボデザイン自身が行う通信です。個別アクションのProxy設定とは別に、RD側の設定を確認します。

3-3.個別アクションのProxy設定を確認する

ブラウザ起動やREST API、OCRなど、Proxyの設定項目がある対象アクションを使用する場合は、そのアクションでも「Proxyを使用する」を選択してください。RDの設定が有効でも、アクション側が無効の場合は、対象アクションはProxyを使用しません。

4.RS・RCでスケジュール実行するときの設定

4-1.ROBOWEBでProxy設定を行う

スケジュール実行でProxyを使用する場合は、ROBOWEBのシステム管理画面でProxy設定を行います。サーバー、ポート番号、認証情報、有効・無効を確認してください。RDに設定した内容だけでは、RCで実行するアクションへ適用されません。

設定項目についてはROBOWEBのシステム設定マニュアルをご確認ください。

4-2.RS・RCで行われる本体通信

  • RCで行われるChromeDriverの自動ダウンロード
  • RSで行われる新しいバージョンのリリース確認

これらはRS側のProxy設定で確認する通信です。RCのPCに同じ内容を個別登録する必要はなく、スケジュール実行時にRSからRCへ設定情報が渡されます。

4-3.RCで実行するアクションは作成時の設定も確認する

RDでロボットを作成するときに、対象アクションのProxy設定を有効にしてください。スケジュール実行時には、ROBOWEB側が有効、かつアクション側が有効な場合にProxyを使用します。RD側だけ有効にしても、RS側の設定を代用できません。

5.ブラウザ操作・OCRでのProxy設定

5-1.ブラウザを起動してWebサイトへアクセスする場合

ChromeでProxy経由のWebサイトアクセスを行うときは、「ブラウザを起動」アクションの高度な設定にある「Proxyを使用する」を確認します。実行環境側にもProxy設定が必要です。ブラウザを起動する方法もご確認ください。

なお、公式マニュアルではChromeのバージョン135以降について、Proxy経由でWebサイトを表示する際に認証ダイアログが現れる場合があると案内しています。Proxyの設定が有効でも認証画面で止まる場合は、ブラウザのバージョンと認証方法を確認してください。

5-2.アプリ操作の文字認識(OCR)の場合

アプリ操作の文字認識ではGoogleのOCR APIと通信します。JobAuto 0.10.12以降は、対応する文字認識アクションごとに「Proxyを使用する/使用しない」を選択できます。画面の文字が認識できない場合は、この設定に加えて、Proxyサーバの疎通と vision.googleapis.com への接続許可を確認してください。

OCRで認識する画像・文字はGoogleのAPIへ送信されるため、通信経路だけでなく、扱う画面・業務データが社内の規定に適合しているかも確認してください。詳しくは指定範囲内の文字をマウス操作する方法をご覧ください。

6.設定したのにProxyを経由しない場合の確認順序

  1. ロボットをRDで実行しているか、RS・RCからスケジュール実行しているか確認する。
  2. RD実行ならRDのProxy設定、スケジュール実行ならROBOWEBのProxy設定が有効か確認する。
  3. 対象アクションにProxy設定がある場合、そのアクションが「使用する」になっているか確認する。
  4. Proxyサーバのホスト名・ポート番号・ユーザー名・パスワードが正しいか確認する。
  5. 対象のPCからProxyサーバへ接続できるか、Proxy経由で目的のサイトやAPIへ到達できるかを確認する。
  6. Chromeの場合は認証ダイアログ、OCRの場合は vision.googleapis.com の通信許可など、通信先固有の条件を確認する。
  7. RDとスケジュール実行のそれぞれでテストし、どちらの実行環境で問題が起こるか切り分ける。

7.よくある設定の間違い

現象確認すること
RDで動くがスケジュール実行では動かないROBOWEB側のProxy設定が有効か確認する
スケジュール実行では動くがRDでは動かないRD側のProxy設定が有効か確認する
アクションを有効にしてもProxyを経由しない実行環境側のProxy設定も有効にする
ChromeDriverの取得に失敗するアクションではなくRD・RSのProxy設定や通信先への接続を確認する
OCRの文字認識に失敗する対応アクションのProxy設定とGoogle APIへの通信を確認する
ChromeでProxy認証画面が表示されるChromeのバージョン・認証方式・現在のブラウザ起動マニュアルを確認する

Proxyを使用する設定と、通信や認証に成功することは別です。設定が有効でも、Proxyサーバへの到達、認証情報、アクセス先の許可が適切でなければ通信エラーになります。


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