【OCR関連】AzureOCRとの連携をするための設定

AzureOCRと連携してイメージ解析アクションを使うためには設定が必要です。

AzureキーとAzureエンドポイント取得し、ロボデザインとROBOWEBへそれぞれ設定を行います。

★キーとエンドポイントを取得する

1.アカウントを設定する

Microsoft Azureのアカウントを設定します。

https://signup.azure.com/signup?offer=ms-azr-0044p&appId=102&ref=&redirectURL=https:%2F%2Fazure.microsoft.com%2Fget-started%2Fwelcome-to-azure%3Fsrc%3Dacom_free&l=ja-jp

2.Azureのホームへ

MicrsoftAzureのトップページを表示します

ホーム – Microsoft Azure

3.リソースの作成

Azureサービスのリソースの作成をクリックします

DocumentInteligenceで検索をします

Document Intelligence (form recognizer)の中の作成~Document Intelligence (form recognizer)をクリックします。

必要事項を入力して作成します

4.エンドポイントとキーの取得

作成が成功すると一覧に表示されます。クリックすると詳細が表示されます。

エンドポイントを取得します

キーの管理をクリックし、キー1またはキー2の内容を取得します


★ロボデザインへの設定

ロボデザインのツールバーの設定を開き、AZUREキーとAZURE-エンドポイントを設定します。設定するとコントロールパネルのその他のOCR関連にイメージ解析アクションが表示されます。


★ROBOWEBへの設定

ROBOWEBへシステム管理者ユーザーでログインします。システム管理者~システム設定と開き、イメージ解析へAzureキーとAzureエンドポイントを設定します。

【OCR関連】イメージ解析

★アクションの説明、概要

スキャンした帳票や伝票のデータ画像を、MicrosoftのDocumentInteligenceを使ってデータ化します。
MicrosoftのDocumentInteligenceと契約が必要です。契約や設定方法はこちらをご覧ください。


★アクションの作成方法


★アクションの設定画面について

アクション設定画面の設定項目についての説明は以下の通りです。

1.基本設定

1-1.適用するモデル

MicrosoftのDocumentInteligenceからデータ化する帳票に応じたモデルを選択します。

1-2.イメージPath

アップロードするファイルのパスを設定します。変数参照可能です。またシステム値を使用可能です。システム値の説明はこちら。

1-3.出力CSVPath

アップロードしたファイルのデータはCSVファイルとして保存します。CSVファイルのパスを設定します。変数参照可能です。またシステム値を使用可能です。システム値の説明はこちら。


2.高度な設定

2-1.プロキシ

Proxyを使用する

MicrosoftのDocumentInteligenceへのアップロードを行うときに、プロキシサーバを経由する場合は使用するを選択します

Proxyを使用しない

MicrosoftのDocumentInteligenceへのアップロードを行うときに、プロキシサーバを経由しない場合は使用しないを選択します

2-2.解析結果の格納先

アップロードしたファイルをCSVにするまえのデータを取得できます。取得したデータの格納先の変数を設定します。

2-3.アクション有効

このアクションを無効にする場合は、チェックを外します。


3.エラー発生時の対応

3-1. エラー時の処理

エラーが発生したときの設定を行います。詳細はこちらをご確認ください。

3-2.基点となる条件分岐

エラー時の処理で条件分岐の次のフローに移動を選択したときに、設定することができます。アクションでエラーが発生した場合、移動先の条件分岐を選択します。

3-3. エラー時にログ出力

エラーが発生したときにログに出力するか設定します。スケジュール実行したときのログへ出力されます。エラーとして扱わない場合は、チェックを外します。詳細はこちらをご確認ください。

【AI-OCR関連】CSVダウンロード

★アクションの説明、概要

AI-OCRシステム「JobAuto AI-OCR」でOCR後のデータをCSVでダウンロードします。AI-OCRシステム「JobAuto AI-OCR」と契約しているお客様専用のアクションです。


★アクションの作成方法


★アクションの設定画面について

アクション設定画面の設定項目についての説明は以下の通りです。

1.基本設定

1-1.CSV

ダウンロードするCSVのフォルダとファイル名を設定します。変数参照可能です。またシステム値を使用可能です。システム値の説明はこちら。

1-2.イメージの種類

JobAuto AI-OCRに登録されているイメージの種類を選択します。選択したイメージのデータがCSVファイルとしてダウンロードされます

1-3.期間

ダウンロードするデータの期間を設定します。

・今日

今日JobAuto AI-OCRにアップロードしたイメージがダウンロード対象になります。

・昨日以降

昨日以降にJobAuto AI-OCRにアップロードしたイメージがダウンロード対象になります。

・1週間前以降

今日から1週間前以降にJobAuto AI-OCRにアップロードしたイメージがダウンロード対象になります。

1-4.目視確認

JobAuto AI-OCR上のイメージのステータスで、ダウンロードするデータを絞り込みます。

・確認済

イメージのステータスが目視確認済みになっているデータをダウンロードします

・未確認

イメージのステータスが目視確認済み以外のデータをダウンロードします

・すべて

すべてのデータをダウンロードします


2.高度な設定

2-1.プロキシ

Proxyを使用する

JobAuto AI-OCRへのアップロードを行うときに、プロキシサーバを経由する場合は使用するを選択します

Proxyを使用しない

JobAuto AI-OCRへのアップロードを行うときに、プロキシサーバを経由しない場合は使用しないを選択します

2-2.アクション有効

このアクションを無効にする場合は、チェックを外します。


3.エラー発生時の対応

3-1. エラー時の処理

エラーが発生したときの設定を行います。詳細はこちらをご確認ください。

3-2.基点となる条件分岐

エラー時の処理で条件分岐の次のフローに移動を選択したときに、設定することができます。アクションでエラーが発生した場合、移動先の条件分岐を選択します。

3-3. エラー時にログ出力

エラーが発生したときにログに出力するか設定します。スケジュール実行したときのログへ出力されます。エラーとして扱わない場合は、チェックを外します。詳細はこちらをご確認ください。

【共通部品】PDFのパスワードを解除

★共通部品の説明、概要

PDFに設定されたパスワードを解除します。この共通部品はバージョン「0.10.12」から使用可能です


★共通部品のダウンロード

共通部品はこちらからダウンロードしてください。ダウンロードした共通部品をロボデザインでインポートして使用します。


★共通部品の使い方

1.共通部品へ渡す値

共通部品が処理をするために、共通部品へ渡す値を設定します。

1ー1.PDFパスワード解除前ファイルパス

パスワードを解除する前のPDFのフルパスを設定します。

1ー2.PDFパスワード解除後ファイルパス

パスワードを解除した後のPDFのフルパスを設定します。

1ー3.PDFファイルパスワード

PDFにかかっているパスワードを設定します。


2.共通部品からもらう値

ありません


3.その他

ありません

PROXYの設定が有効になるとき、ならないとき

PROXY経由の通信をするには、RS、RD、アクションでそれぞれ設定をします。PROXY経由の通信が有効になるとき、ならない時を本ページでまとめています。

1.RDでPROXYの通信を有効にしたい

RDでPROXY経由の通信を有効にする場合は、まずこちらの設定を行ってください。

通信を有効にした場合

RDでPROXYの通信を有効にすます。その結果、RDから以下の通信がPROXYを経由して行われます。

・ChromeDriverの自動ダウンロード

・新しいバージョンがリリースされていないかチェック

各アクションでPROXY経由の通信を行いたい場合

アクションごとのPROXYの設定を有効にしてください。各アクションで有効にしても、RDの設定が無効の場合はPROXY経由の通信は行われません。

またアクションによってはPROXY経由の通信をしたくない場合もあります。その場合はアクションの設定を無効にします。

ただしアプリ操作の文字認識を使ったアクションは、個別の設定を行うことができません(0.10.12で設定できるようになります)。RDの設定を有効にした場合は、文字認識を使ったアクションも有効になります。

2.RSやRCでPROXYの通信を有効にしたい

RSやRCでPROXY経由の通信を有効にする場合は、まずこちらのプロキシ設定を行ってください。

通信を有効にした場合

RSでPROXYの通信を有効にすると、RSやRCから以下の通信がPROXYを経由します。

・RCのPCで行われるChromeDriverの自動ダウンロード

・RSのPCで行われる新しいバージョンがリリースされていないかチェック

RCで動くロボットの個別のアクションでPROXY経由の通信を行う場合

RDでロボットを作成するときに各アクションのPROXYの設定を有効にしてください。各アクションで有効にしても、RSの設定が無効であればPROXY経由の通信は行われません。

またアクションによってはPROXY経由の通信をしたくない場合もあります。その場合はRDでロボットを作成するときにアクションの設定を無効にします。

ただしアプリ操作の文字認識を使ったアクションは、個別の設定を行うことができません(0.10.12で設定できるようになります)。RDの設定を有効にした場合は、文字認識を使ったアクションも有効になります。

【共通部品】GoogleSpreadSheetの最終行の行番号を取得

★共通部品の説明、概要

GoogleSpreadSheetから指定した列の最終行の行番号を取得します。


★共通部品のダウンロード

共通部品はこちらからダウンロードしてください。ダウンロードした共通部品をロボデザインでインポートして使用します。


★共通部品の使い方

1.共通部品へ渡す値

共通部品が処理をするために、共通部品へ渡す値を設定します。

1ー1.URL

GoogleSpreadSheetのURLを設定します。

1ー2.調査対象列

最終行の行番号を取得する列を設定します。たとえばA列を調査したい場合は「A」と設定します

1ー3.編集可能セル

ロボットが関数を使って最終行の行番号を取得します。ロボットが編集しても問題ないセルのアドレスを設定します。たとえば「Z1」と設定します


2.共通部品からもらう値

共通部品は最終行の行番号を取得し、ロボットへ渡します。ロボットが受け取る変数を設定します。

2ー1.最終行番号

取得した最終行の行番号が格納されています。


3.その他

取得した行番号へ変数の値を加工アクションを使い1を加算することで、最終行の次の行から値の入力やペーストなどの処理をすることができます。

【その他】OUTLOOKのメールを既読にする

Outlookの受信トレイなどのフォルダ内のメールを既読にする方法について説明しています。OUTLOOKの繰り返し処理の中で実行するアクションです。

本アクションではあらかじめOutlookへ設定が必要です。こちらを参照してください。

アクションの設定画面を開くときに、OUTLOOKのデータを読み込んでいます。そのため開くまでに時間がかかることがあります。


★アクションの作成方法


★アクションの設定画面について

アクション設定画面の設定項目についての説明は以下の通りです。

件名に含む文字や差出人、対象トレイで保存するメールを設定し、保存したいフォルダを保存先フォルダへ設定します。

1.基本設定

1-1.件名

OUTLOOKのメールの繰り返しの一覧で繰り返し処理の対象になっているメールの件名です。設定や変更を行うことはできません。

1-2.差出人

OUTLOOKのメールの繰り返しの一覧で繰り返し処理の対象になっているメールの差出人です。設定や変更を行うことはできません。


2.高度な設定

2-1.アクション有効

このアクションを無効にする場合は、チェックを外します。


3.エラー発生時の対応

3-1. エラー時の処理

エラーが発生したときの設定を行います。詳細はこちらをご確認ください。

3-2.基点となる条件分岐

エラー時の処理で条件分岐の次のフローに移動を選択したときに、設定することができます。アクションでエラーが発生した場合、移動先の条件分岐を選択します。

3-3. エラー時にログ出力

エラーが発生したときにログに出力するか設定します。スケジュール実行したときのログへ出力されます。エラーとして扱わない場合は、チェックを外します。詳細はこちらをご確認ください。

【その他】OUTLOOKのメールの繰り返し

Outlookの受信トレイなどのフォルダ内のメールに対し、繰り返し処理を行う方法について説明しています。

本アクションではあらかじめOutlookへ設定が必要です。こちらを参照してください。

アクションの設定画面を開くときに、OUTLOOKのデータを読み込んでいます。そのため開くまでに時間がかかることがあります。


★アクションの作成方法


★アクションの設定画面について

アクション設定画面の設定項目についての説明は以下の通りです。

件名に含む文字や差出人、対象トレイなどで繰り返し対象にしたいメールの一覧を作成します。

1.基本設定

1-1.件名に含む文字

繰り返し処理の対象にしたいメールの件名を設定します。件名の一部でも対象にできます。変数参照可能です。

【0.10.13から】
複数の条件を設定できるようになりました。表示したい件名の一部をスペース(半角・全角どちらでも可)で区切って設定します
例)テストXXXXロボットという件名を表示したい場合は、テスト ロボットを設定します

1-2.差出人

繰り返し処理の対象にしたいメールの差出人のメールアドレスを設定します。メールアドレスが一部でも欠けていたら対象にはなりません。変数参照可能です

【0.10.13から】
.*@test.comのように差出人を設定できるようになります。@以下が同じ(たとえば同じ会社など)差出人を繰り返しの対象にすることができます

1-3.対象トレイ

繰り返し処理の対象にしたいメールがあるトレイを設定します。変数参照可能です

1-4.未読のみ抽出する

未読のメールだけを繰り返し処理の対象にしたい場合は、チェックをいれます


2.高度な設定

2-1.Outlookについて

・事前に送受信する

アクションを実行する直前に送受信を実行します。対象トレイに入っていないメールも受信してから繰り返し処理を行うことができます

・事前にOutlookを終了する

アクションを実行する前にすでにOutlookが起動していた場合、Outlookを終了します。すでに起動していた場合、アクションが動かないことがあるのを防ぐためです

・受信期間

メールは過去にさかのぼってメールを保存します。さかのぼる期間を設定します。

>昨日以降

アクションを実行した日から1日前のメールから処理します

>1週間前以降

アクションを実行した日から1週間前のメールから処理します

>期間指定無し

過去に受信したメール全てを処理します

2-3.アクション有効

このアクションを無効にする場合は、チェックを外します。


3.エラー発生時の対応

3-1. エラー時の処理

エラーが発生したときの設定を行います。詳細はこちらをご確認ください。

3-2.基点となる条件分岐

エラー時の処理で条件分岐の次のフローに移動を選択したときに、設定することができます。アクションでエラーが発生した場合、移動先の条件分岐を選択します。

3-3. エラー時にログ出力

エラーが発生したときにログに出力するか設定します。スケジュール実行したときのログへ出力されます。エラーとして扱わない場合は、チェックを外します。詳細はこちらをご確認ください。

回数に上限を設けてロボットの処理をリトライ

ロボットを運用しているとエラーが発生することがあります。その原因は様々あるといっていいでしょう。

エラーが発生したけど、再実行してみるとエラーが発生しないことがないでしょうか。

再実行、リトライをするフローを作ることでエラーを吸収することができます。リトライを使って、ロボットの安定した運用を行いましょう。

リトライのフローの作り方1

ブックマークとジャンプを使って、リトライのフローを作ります。

回数 上限 リトライ ロボット

値の入力アクションでエラーが発生した場合は、以下のフローを通ってリトライ。
※値の入力アクションのエラー時の設定は、条件分岐の下側のフローへ移動になっています

  1. 条件分岐の下側のフローへ進み
  2. ブックマークへジャンプアクションでブックマーク「ID入力」へジャンプ
  3. ブックマーク「ID入力」を通って再び値の入力アクションを実行
  4. 値の入力アクションが正常に実行された場合は、ブックマークへジャンプアクションでブックマークへジャンプアクション「ログインをクリック」へジャンプ

しかし、このフローだと値の入力アクションが成功するまで、永遠にリトライします。

リトライ回数の上限を設定する

永遠のリトライを防ぐために、リトライ回数に上限を設けるフローにします。

回数 上限 リトライ ロボット

変数の値を加工アクションを使い、リトライ回数を0にします。

値の入力アクションでのエラー時は、以下の回数に上限付きのフローを通ります。上限を超えた場合は、ロボット終了アクションでロボットの処理を終了します。

  1. 条件分岐の下側のフローへ進み
  2. 変数の値を加工アクションを使い、リトライ回数へ1を加算
  3. ブックマークへジャンプアクションでブックマーク「ID入力」へジャンプ
  4. 値の判定アクションでリトライ回数が上限を超えていないか判定
    超えていた場合は条件分岐1の下側のフローへ進み、ロボット終了アクションを実行
  5. ブックマーク「ID入力」を通って再び値の入力アクションを実行
  6. 値の入力アクションが正常に実行された場合は、ブックマークへジャンプアクションでブックマークへジャンプアクション「ログインをクリック」へジャンプ

リトライのフローの作り方2 ※おすすめ

リトライフローの作り方1はリトライをすることができますが、フローが煩雑です。値の判定を使って上限を超えていないかチェックしています。変数の値を加工アクションを使ってリトライ回数を加算しています。このようなフローは慣れていない人にはわかりにくいかもしれません。

そこでリトライフローをもう少し簡単に作成できる方法をご説明します。アクションの繰り返しというアクションを使います。

回数 上限 リトライ ロボット

値の入力アクションでエラーが発生した場合は、以下のフローを通りリトライします。
※値の入力アクションのエラー時の設定は、次の繰り返しへ移動になっています

  1. アクションの繰り返しへ進み
  2. 再び値の入力アクションを実行
  3. 値の入力アクションが正常に実行された場合は、ブックマークへジャンプアクションでブックマークへジャンプアクション「ログインをクリック」へジャンプ

アクションの繰り返しには繰り返す回数を設定できます。この回数を使い、リトライを行う回数を指定、リトライ回数に上限を設定できます。

プログラムの3つの考え方について解説

RPAはノンプログラミングと世間では言われています。その通り、プログラムコードを書く必要はありません(イレギュラーな処理を行う場合に、どうしても書かざるを得ない場合もあります)。

コードを書かなくてもよいですが、プログラムの考え方をおさえておいたほうがよいでしょう。ロボットの作成を行うときに、この考え方が必ず役に立ちます。

ここではプログラムの3つの考え方、「順次」、「繰り返し」、「分岐」についてご説明します。


順次

順次とは、判断や同じことを繰り返すような作業がない手順です。

日常生活での例

冷蔵庫からペットボトルを出す場合は以下の手順です。

  1. 冷蔵庫を開ける
  2. ペットボトルを出す
  3. 冷蔵庫を閉める
プログラム 考え方 解説

パソコンの作業の例

パソコンへログインする場合は以下の手順です。

  1. IDを入力
  2. パスワードを入力
  3. ログインをクリック

繰り返し

ある一定の回数になるまで、同じことを繰り返す手順です。繰り返す回数は、1回の場合もあれば、複数回の場合もあります。

日常生活での例

棚から皿を5枚出す場合は以下の手順です。ここでは5枚まとめて出すという考え方はしていません。
2の皿を出すという作業を5回行います。

  1. 棚を開ける
  2. 皿を出す
  3. 棚を閉める

ここでのポイントは棚を閉めるという作業は繰り返しの対象にしてはいけないことです。ロボットを作成することに慣れていない場合、棚を閉める作業を繰り返しの対象にしがちです。

繰り返しの対象にしてしまった場合、1回目の皿を出すのあとに棚を閉めるが行われます。そうすると2回目の皿を出すのときに棚が開いていません。

プログラム 考え方 解説

パソコンのエクセルでの作業の例

エクセルにはシートが5つあり、各シートのA1のセルの内容を確認する手順です。
2と3の作業を5回繰り返します。

  1. エクセルを開く
  2. シートを選択する
  3. A1のセルを確認する
  4. エクセルを閉じる

ここでポイントはエクセルを閉じるという作業を繰り返しの対象にしないことです。

繰り返しの対象にしてしまった場合、1回目のA1のセルを確認するのあとにエクセルを閉じるが行われます。そうすると2回目のシートを選択するときにエクセルが開いていない状態になってしまいます。


分岐

条件に沿って判定を行います。判定後に行う作業が枝分かれしている手順です。枝は2つの場合もあれば、それ以上の場合あります。

日常生活での例

帰宅後に部屋の中が寒かったらエアコンをつける場合は以下の手順です。

  1. 玄関のドアを開ける
  2. リビングに入る
  3. 部屋の中が寒いか?
    寒い→4へ
    寒くない→4へ
  4. エアコンをつける
  5. なにもしない
プログラム 考え方 解説

パソコンのファイルの作業の例

フォルダの中にcsvファイルがあったら、別のフォルダへコピーする場合は以下の手順です。

  1. フォルダを開く
  2. XXXX.csvというファイルがあるか?
    ある→3へ
    ない→4へ
  3. 別のフォルダへコピー
  4. なにもしない

まとめ

プログラムの3つの考え方について説明しました。

繰り返しや分岐をロボットに設定を行った場合、アクションフローがどのように動くのかはこちらをご覧ください。