ロボットを作成するときに、効率の良いデバッグ方法を説明します。
1.特定のアクションだけ実行する
実行したいアクションをクリックして選択します

コントロール画面のステップ実行ボタンをクリックします

2.特定のアクションから全実行する
全実行をスタートするアクションをクリックして選択します

コントロール画面の全実行ボタンをクリックします

3.エラーハンドリングの設定どおりにロボットを動かす
ロボットがエラーハンドリングに設定された動きをさせるには、ロボデザインの設定を変更する必要があります。
ロボデザインのツールバーのデザイン~設定とクリックします。

メッセージを出さずにエラーハンドリングに従う、を選択します。

もしこの設定になっていない場合、エラーが発生したときにロボットはメッセージを画面出力して止まります。

4.ロボット全体を全実行する
コントロールパネルの初期化ボタンをクリックします。スタートアクションが選択され、また要素のループなどの各繰り返しアクションの繰り返し回数が初期化されます。

コントロール画面の全実行ボタンをクリックします

5.ブレークポイント
ロボットの処理を任意のアクションで停止させるときに使います。たとえば繰り返しアクションにブレークポイントを設定することで、繰り返しアクション以降の処理をステップ実行させることができます。
ブレークポイントを設定したいアクションを選択し、右クリック~ブレークポイントの設置をクリックします

6.デバッグ時の変数の操作
デバッグ時に変数をに対して、以下の操作をすることが可能です。操作したい変数を選択するとメニュガー表示されるので、操作内容を選択します
A.クリアする
変数に格納されている値をクリアします。初期値もクリアされます
B.初期値に戻す
変数に格納されている値を初期値に戻します。初期値が設定されている場合は、初期値に戻ります。初期値が設定されていない場合は、変数に何も格納されていない状態になります
C.値をセットする
変数に任意の値を格納します
D.使用しているアクションを確認する
削除しようとしている変数を使用しているアクションがないか確認するために使います
7.繰り返し処理のデバッグ
繰り返し処理のデバッグを何度も行っていると、繰り返し回数がなくなり繰り返しのデバッグができなくなります。
たとえば、5行の表に対してデバッグを5回行ってしまった場合に発生します。
このような場合は、コントロールパネルの初期化ボタンをクリックして繰り返し回数を初期化します。

次に、デバッグしたい繰り返しアクションを選択して、そこからステップ実行などで繰り返しアクションを実行します。